熊本県八代市の新庁舎(7日午後、熊本県八代市で)=若杉和希撮影

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 熊本県八代市の新庁舎建設工事を巡る汚職事件を受け、市議会は11日、逮捕などで議員活動が長期間休止する場合、議員報酬の支給を一時停止する新たな条例の制定案を15日開会の臨時会で審議する方針を確認した。

 市議会事務局によると、「八代市議会議員の議員報酬等に関する条例」では月額報酬や期末手当の支給額などを定めているが、病気や逮捕で長期にわたって議会の会議を欠席するなどした場合の取り扱いは規定されていない。事件では、市議の成松由紀夫容疑者(54)が7日にあっせん収賄容疑で逮捕されており、高山正夫議長は「市民感情を考え、勾留中に報酬を払うのかどうかを議会で検討し、新たな条例を制定する動きになった」などと述べた。

 新条例は逮捕後の報酬の支給を差し止め、不起訴となったり、無罪が確定したりした場合は停止期間中の報酬を支給する内容になるといい、今年4月に同様の条例が制定された鳥取県米子市などを参考にした。

 一方、成松容疑者が所属する自民党八代市議団の村川清則団長も報道陣の取材に応じた。大型連休中に成松容疑者と会った際にも「一円ももらっていない」と話していたことを振り返り、「(無実を)信じたいという思いはあるが、捜査が進む中で明らかになると思う」と述べた。今後については、「起訴されれば何らかの処分を県連に進言していかなければならない」と語った。