韓国国防部の安圭佰長官。[写真 ニュース1]

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韓国国防部の安圭佰(アン・ギュベク)長官が米国を訪問し戦時作戦統制権転換と原子力潜水艦導入など韓米間の核心安全保障事案を議論する。

韓国国防部は9日、安長官が10日から14日まで米国を訪問すると明らかにした。昨年7月の就任後初めての訪米だ。

安長官は11日にワシントンDCでヘグセス米国防長官と会談する予定だ。米海軍省長官代行と上院軍事委員長・幹事、海洋力小委員長ら米政府と議会関係者らとも会う。

国防部関係者は「韓米首脳会談と韓米安保協議会(SCM)合意事項後続措置の履行状況を点検しハイレベルで直接疎通するための訪問。戦時作戦統制権と原子力潜水艦などが主要議題として話し合われるだろう」と説明した。

◇戦時作戦統制権転換時期めぐり認識の差

今回の訪米は戦時作戦統制権転換と原子力潜水艦建造協力、ホルムズ海峡航行問題、米国の対北朝鮮衛星情報共有制限など敏感な懸案が重なった状況で行われ注目される。

李在明(イ・ジェミョン)政権は任期中の戦時作戦統制権転換を国政課題として推進しており、韓米の現政権の任期が満了する2028年を目標時期として検討中だ。

両国国防相は昨年開かれたSCMで戦時作戦統制権転換条件充足に向けたロードマップをまとめて3段階の検証手続きのうち2段階を今年中に終えることで合意した。

ただ最近在韓米軍のブランソン司令官が米国議会の公聴会で目標時期を2029年1−3月期と言及し両国間に溝があらわれたとの評価も出ている。

安長官は訪米期間中に米海軍省長官代行とも別途に面談する予定で、原子力潜水艦関連の議論が行われる可能性が提起される。

韓米は安長官の訪米日程と合わせ12〜13日にワシントンDCで次官補級協議体である統合国防協議体(KIDD)会議も開催する。

KIDD会議でも戦時作戦統制権を含んだ同盟安全保障懸案全般が話し合われる予定で、安長官が個別に訪米することをめぐりハイレベル協議を通じて突破口を確保しに出たのではないかとの見方も出ている。

最近韓米の懸案をめぐる協議が続く中で先月下旬には外交部の鄭然斗(チョン・ヨンドゥ)外交戦略情報本部長と青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)の趙荽禹(チョ・ヒョヌ)安全保障戦略秘書官もワシントンDCを訪問している。