ヤクルト・並木 初のプレーボール弾!“有言実行”被弾0の巨人・竹丸撃ち
◇セ・リーグ ヤクルト5―0巨人(2026年5月6日 東京D)
有言実行だった。試合前。ヤクルト・並木は20年ドラフト同期で先発の山野に言った。「任せろ、まず1点取ってくるわ」。初回。迷いなく初球を振り抜くと、ヤクルトファンの待つ左翼席へと吸い込まれた。今季5試合で被弾ゼロだった竹丸から自身3本目となる先頭打者本塁打で、初のプレーボール弾。先制の1号に「本当にそうなったのでびっくり」と笑った。
作戦成功だった。4月10日の前回対戦で1得点と抑えられた竹丸に対し、池山監督は「力強いストレートを打ち返せるかどうかが鍵」と分析していた。初球先頭弾の並木から始まり、投手の山野を除く野手全員がストライクの直球にスイングをかけた。5回、3巡目の並木が見逃しストライクを取られるまで、17球全てにバットを出す徹底ぶりで圧をかけた。7回までに7安打で5点を奪い「割り切った絞り球というところもね。気持ちも締めて戦っていかないと攻略はできない」とうなずいた。
一発回答だった。並木は今季初の1番起用に「一番最初の打席に立つというところは、特別。チームを勢いづけられる打席にしたい」と向かった。146キロ直球を一振りで仕留め、指揮官も「なかなか点を取れないだろうなと見ていたけど、ああやって真っすぐをはじき返してくれたのは良かった」と称えた。
鬼門脱出だった。昨季8勝16敗1分けと大きく負け越した巨人戦で3カード連続勝ち越し。9連戦の勝ち越しも決め、池山監督は「一戦一戦また準備していきたい」と言った。「ブンブン丸野球」が、波に乗る新人左腕も丸のみにした。(小野寺 大)

