Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

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2025年から盛り上がりをみせる令和のシールブーム!今では子どもから大人まで幅広い世代に広がりコミュニケーションのきっかけにもなっています。注目が続くシールの県内事情を取材しました。

2026年3月、静岡市の商業施設で何十メートルにもわたるなが~い列が…

(店員)
「並んでいても買えなく可能性があります。ご了承ください。」

その先には…シールの山。

(大人)
「いつも買えないので、うれしい。」

そのかわいさに大人から子どもまで、夢中です。

(子ども)
「これもらったから、次こっちもらう。」

ヒット作を生み出すべく企業も力が入ります。

(開発者)
「シールがもうブームになりだしてからは、社内のメンバーフル動員でシールを作ったりとか。」

人々が魅了されるその理由とは…

御殿場市の書店。小説や漫画が並ぶその一角に集まる子どもたち。

(シール交換会に参加する子ども)
「交換成立?あといちごっち?いいよ。」

書店が主催したシール交換会です。机の上には、はち切れそうなほど分厚いシール帳の山。

(子ども)
「貼ってくれたのこれ。大事に貼ってアイスクリームの隣。」

ぷにぷにで、触り心地のいいシールや、中でスパンコールが動くシャカシャカシールなど種類は様々。

こちらの中学生はスマートフォンをシールでかわいくデコレーション!

(中学生)
「特にお気に入りがこれです。名探偵コナンのキッドのシール。めちゃめちゃかっこいいなと思って交換した。」

この店では不定期で交換会を開いていて、この日は小学生から中学生、店員の家族などが参加しました。

(ひまわりBOOKS 御殿場店 矢島 萌さん)
「うちのお店は地域密着をすごく意識したお店で、常連の方以外にも来てほしいという思いがあり今流行っているシール交換会をしたらいろんな子ども来てくれるんじゃないかと思い開催した。」

ことし3月に始めると神奈川県から来る家族もいるほど人気のイベントに!

こちらの親子は2回目の参加。子どもと一緒にお母さんもシールの可愛さに魅了されているようです。

(参加した親子)
「ありがたい。集めたのを誰かに見てもらいたいっていうのもある。私も最近どんどん増えてて、 子どもと交換して楽しんでます。」

大人も子どももシールの話題で大盛り上がり!

(ひまわりBOOKS 御殿場店 矢島 萌さん)
「 私、子どもの頃やってた時のシールってぺったんこのシールが多かったんですけど、 最近のシールって、すごくかわいいです。遊んでなかった友達とも話すきっかけになったりとかをすごく聞くので、お友達を増やすつながりみたいのにすごいつながっているのかなと思います。」

そもそもこのシールブーム。きっかけの一つと言われているのが2025年の新語・流行語大賞にもノミネートされた「平成女児」のブーム。
平成時代に幼少期を過ごした世代が当時好きだったキャラクターやファッションなどに再び夢中になり大人買いする現象が起き、それもあって、シールは幅広い世代に広がっていきました。

こちらは、静岡市駿河区の「イオンセントラルスクエア静岡」。3月のオープン初日。ながーい行列!

(伊藤薫平アナ)
「開店してから10分です。一気に長蛇の列ができた場所があります。これなんですかね。え、あれシール?シールですね!」

シールの中でも入手困難になるほど人気なボンボンドロップシールです。その可愛さに大人たちも大興奮。

(購入した客)
Q.これ今みんな探している?「今、探しています。ゲットできました。うれしいです。手に入らないので。」
「シール帳に貼ろうかなと思って。いつもは買えないのでうれしい。」

人気のシールは特に買うことが難しく、静岡市内を中心に展開しているこちらの文房具店では販売方法の工夫をしているといいます。

(記者)
「このように、実際に店舗に来てからカウンターにあるQRコードを読み取って、そこから抽選フォームから応募ができます。」

半年前までは店の公式SNSで入荷のお知らせなどを行っていたといいますが・・・

(文具館コバヤシ 本川正純さん)
「お問い合わせが非常にたくさんあり、店頭でたくさんの方が早朝並ばれたりということで、店頭の混乱を防ぐためというところと、お店になかなか来れない方も買えるというような販売形態がいいなと思って抽選にした。」

多い時には3日間の応募期間に県内にある6店舗で合わせておよそ1万人の応募があったほどの人気ぶり!実は、きのう(4日)まで抽選販売の応募を受け付けていたのですが、人気キャラクターのシールにはおよそ5倍の応募があったということです。

(文具館コバヤシ 本川正純さん)
「幅広い年齢層の方はご応募いただいてます。特にご家族連れが多いと思います。おじいちゃん、おばあちゃんを含めれば、もうやっぱり60~70代まで入るんですけど、若い方は幼稚園ぐらいから」

シールは様々なメーカーの物を揃えていますがどれもよく売れているといいます。

では、多くの人を魅了するシールはどのように作られているのでしょうか。大阪市にある文房具メーカー、クラックス。これまで独自のキャラクター商品で数々のヒットを世に送り出してきました。

(クラックス 商品開発部 内田優子さん)
「今人気の立体シールですと、カプセルの中に樹脂が入っている。で、カプセルの上と下にも印刷があって。っていうようなちょっと特殊な加工。」

ぷっくりとしたシールは、シール1つにつき複数枚のイラストが入っていて、樹脂で固めています。複雑な構造のため、デザイナーが何度も試作を重ね、入念にチェックします。シート1枚が完成するまでにかかるのは、なんと半年。ヒット作のためには妥協はしません。

(クラックス 商品開発部 内田優子さん)
「シールがもうブームになりだしてからは、もう社内のメンバーフル増員でシールを作ったりとか他の会議を出なくても、もうシールに専念すればいいというぐらいに、本当に毎日シールのことだけを考えてお仕事をさせていただいてる。」

働き方を変えるほどブームの影響は大きいといいます。

ただ見てかわいいだけではなく幅広い世代の共通話題にもなっているシール。人と人とのつながりも生み出していました。

【スタジオ解説】
(澤井アナ)
幅広い世代に広がる令和のシールブーム。実はスタジオに私物4冊持ってきました。私物です。
藤井さんどうです、令和のシールブームまずVTRご覧いただきましたが?

(藤井さん)
あんなに行列になってるってのは知らなかったんですけど、私の親戚のちっちゃい女の子がシールを集めていたので、私はちっちゃい女の子たちに広がっているのかなと思ったら、意外と大人の皆さんが買い求めてるんですね。澤井さんも含めて。

(澤井アナ)
60代から70代の方が買っているという話もさっきありましたよね。

(藤井さん)
だって今日私4月からこの静岡でお仕事させていただいてますけども
澤井さんが一番輝いてます。

(澤井アナ)
楽しいです。なぜこのシールブームが起きているのかというのを、改めて説明していきたいんですが。
そのシールブームのきっかけとなったのがこちら「平成女児」のブームです。
これ2025年の新語流行語大賞にもノミネートされましたが、1990年代後半から2000年代初頭にかけて子ども時代を過ごした20代から30代の世代、つまり私の世代のことなんです。

(藤井さん)
それこそ1990年代後半って、私たち津川さんと私が社会に出たぐらいの時で、つまりはバブル弾けた後だったんですよ。お金をそんなにたくさん使わないでも楽しむ方法は何かなということを模索していた頃なんじゃないかなと思うのでね。

(澤井アナ)
そのシールはもともと人気もありました。ですが子どもの頃好きだったキャラクターや文化ファッションなどを見て、懐かしく思った私たち世代が再び夢中になったことで、去年あたりからシールブームが加熱したということなんです。

津川さんと藤井さんは同い年ですよね。子どもの頃ってシールってあったんですか?

(藤井さん・津川さん)
ありましたよね。
ありました。昭和の時代もシールはありましたよね。

(澤井アナ)
集めてましたか?

(藤井さん)
集めてなくて、逆に冷蔵庫とかに貼ると剥がせなくて親に怒られたっていう、シールは持っておきなさいと貼らないでください。

(津川さん)
私はシール帳を作った記憶があります。姉がいたので。姉と姉の友達かなんかに「祥吾ちゃんにもあげる」とかやってもらって、もらっちゃったらしょうがないから、自分で紙にロウソクのロウを塗ってシール帳を作ったんですけど。

(藤井さん)
なんでロウソクのロウを?

(津川さん)
そうすると貼っても剥がせるんです。

(澤井アナ)
さあここからは「藤井目線」ならぬ「澤井目線」です!
なぜシールにハマる人が続出しているのかというのを私なりに考えてみたんですが・・・
 その1 見て触って楽しめる素材の魅力
 2つ目 希少性・手に入りにくさ
 3つ目 コミュニケーションツール
この素材について語りたいんですけれども、ちょっとこれ津川さん、触ってみてもらっていいですか?

(津川さん)
なるほど!確かに私子どもの頃のとはちょっとこれ全然違います。

(澤井アナ)
ぷにぷに押して触っても楽しめる。実際に見てどうです、触れてみて?

(藤井さん)
立体感があってシールが話しかけてくるようです。

(澤井アナ)
それに2つ目希少性・手に入りにくさ、ちょっと収集癖のある私のようなちょっと満足感も得られますし、大人から子供まで楽しめるコミュニケーションツールにもなるシール、これからもシールブームというのは続いていきそうですね。