能登地域トキ放鳥 2度目の放鳥場所は石川・中能登町春木地区に決定 推進協議会が「えさ資源量」など総合的に評価

国の特別天然記念物トキの本州で初めての放鳥がおよそ1か月後に迫る中、早くも2度目の放鳥場所が決まりました。
トキの受け入れを進める推進協議会が能登地方で放鳥場所を選定した結果、この秋、石川県羽咋市に隣接する中能登町春木地区で放鳥されることになりました。
5月31日に迫った本州で初めてのトキの放鳥。
能登地方に移送される予定のトキは現在、新潟県佐渡市の施設で野生復帰に向けた訓練を受けています。
27日、輪島市で「能登地域トキ放鳥受入推進協議会」の会合が開かれ、今年秋に予定される2度目の放鳥場所が中能登町の春木地区に決定しました。
「トキの繁殖に重要な水田の面積、えさ資源」決め手に5月放鳥が予定されている羽咋市周辺に一定規模のトキの群れが形成されるとみられ、トキの繁殖に向けて重要な水田の面積やえさ資源量など、総合的な観点から春木地区が最適と判断されました。
町のモデル地区として、長年、除草剤を使わず米作りを続けてきた山口勝さんは、放鳥場所に選ばれた喜びをかみしめていました。
能登やまびこ・山口勝代表理事「名誉なことやなと思う。境に優しい米づくりをやってきたかいがあったと思う。春木地区になじんでくれたらうれしいなと思うけどあの鳥はどこ行くか分からないからここに居てくれたらうれしい」
山野知事は、羽咋市と隣接する中能登町での放鳥によって、トキの群れが定着することを期待しています。
山野之義知事「まずは5月31日羽咋市で放鳥されます。その放鳥なされたものが出来る限り定着する事という事を念頭において、近いところで放鳥するということで中能登町、皆さんのご理解を頂きました。放鳥が目的ではございませんので、群れをつくって定着していただく環境を皆さんで作っていきたい、そんな思いを改めて感じました」
能登復興のシンボルとしても期待されるトキ、5月31日の1回目の放鳥では、羽咋市で記念式典が行われ、5月8日まではウェブの専用フォームで一般見学の募集も行われています。
