亡くなった父のスマホに航空会社の「10万マイル」が……! 本人以外使用できないのでしょうか?
マイルを相続することは可能
ANAマイレージクラブ会員規約第21条では、会員が死亡した際に限り、法定相続人は所定の手続きを行うことで、会員が積算していた有効なマイルを継承できると定めています。
JALでも、JALマイレージバンク一般規約第14条に定められる通り、会員が死亡した際、法定相続人は所定の手続きにより会員のマイル口座に残る有効なマイルを相続することが可能です。
通常、マイルを会員間で共有・合算したり、譲渡・売買したりすることは認められていません。ただし、会員の死亡によるマイルの承継は例外として扱われ、所定の手続きを経て引き継ぐことが可能です。
なお、航空会社ごとに詳細な規定や必要書類が異なる場合があるため、利用している航空会社の規約を確認したうえで、必要に応じて問い合わせましょう。
マイルを相続できる期間
ANAでは、マイル相続の申請受付期間を、会員が亡くなってから180日以内と定めています。この期間内に必要な書類をそろえて申請を行う必要があるため、早めの対応がおすすめです。ただし、ANAマイルには有効期限があります。
相続の対象となるのは、マイル相続の手続きが完了した時点で有効なマイルに限られます。さらに、相続されたマイルについては、手続き完了後に有効期限が新たに設定され、グループ1は36ヶ月後の月末、グループ2~3は12ヶ月後の月末、グループ4は6ヶ月後の月末までとなります。そのため、有効期限の確認と早めの対応が望ましいでしょう。
一方、JALの公式FAQでは、マイル相続の手続き方法は案内されていますが、ANAのような具体的な日数制限は明示されていません。ただし、JALでも有効なマイルが相続対象となるため、できるだけ早く手続きを進めるとよいでしょう。
マイルを相続するための申請方法
ANAのマイル相続手続きは、郵送による申請が必要です。「ANAマイレージクラブカード退会届・マイル相続申請書」と「マイル相続手続きチェックリスト」をダウンロード・印刷し、必要書類のコピーとともに規定の宛先へ送付します。
クレジットカード機能付きカードの場合は、事前に各カード会社で退会手続きを済ませる必要があります。相続人がANAマイレージクラブに入会していない場合は、先に入会手続きを行い、お客様番号を取得したうえでマイル相続の申請をします。
JALでは、「JMB退会届」とマイル相続の合意書を印刷し、必要書類をそろえて郵送で提出する流れです。JALカード会員の場合は、まずJALカードの退会手続きを行い、その後、JALマイレージバンク事務局から送付される合意書を返送して、マイル相続の手続きを進めます。
マイルの相続ルールを確認して早めに手続きしよう
マイルの所有者が亡くなった場合でも、ANAやJALでは、所定の手続きを行うことで法定相続人が有効なマイルを相続できます。原則として、会員間での譲渡や合算は認められていませんが、会員の死亡によるマイルの承継は例外として認められています。
ただし、必要書類や申請方法は航空会社によって異なります。例えば、ANAでは会員の死亡日日から180日以内に必要な書類をそろえて申請する必要があります。大切な資産を無駄にしないためにも、利用していた航空会社の規定を早めに確認し、速やかに手続きを進めましょう。
出典
全日本空輸株式会社(ANA) ANAマイレージクラブ会員規約 21条 会員の死亡
全日本空輸株式会社(ANA) マイルの相続
日本航空株式会社(JAL) JMB一般規約 14条 合算不可
日本航空株式会社(JAL) 国内線・国際線・JALマイレージバンクに関するQ&A Q マイルを相続することはできますか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
