オンラインカジノで摘発317人、昨年過去最多…違法性が周知され自主申告や情報提供増える
オンラインカジノで賭博をしたなどとして、全国の警察が昨年1年間に摘発した国内の利用者と業者は計317人に上ることが、警察庁のまとめでわかった。
2018年の統計開始以降最多で、違法性が周知され、警察への自主申告や情報提供が増えたことが要因だという。
オンラインカジノはサイト上でルーレットやスポーツの勝敗などに賭けるもので、海外拠点の運営会社が地元政府の許可を得て運営しているケースが多い。日本国内から接続して賭ければ刑法の賭博罪に当たる。
警察庁によると、昨年の賭博や賭博ほう助事件などの摘発件数は前年比103件増の165件で、摘発者数は前年より38人増えた。
近年は、店舗の端末からカジノサイトを使う「店舗型」ではなく、個人の端末から接続する「無店舗型」の賭博事件が多い。昨年の摘発者の約7割(221人)は無店舗型だった。
このうち、賭博をした客は196人で前年の142人から約4割増えた。残る25人はカジノサイトを宣伝して報酬を得る「アフィリエイター」や、賭けに使うポイントへの交換や配当を国内で行う「決済代行業者」などの運営側だった。
オンラインカジノを巡っては昨年9月、日本向けのカジノサイトの開設・運営などを「違法」とした改正ギャンブル等依存症対策基本法が施行された。
海外事業者の摘発は困難で、警察は、広告や宣伝動画のサイト管理者らに削除を働きかける一方、違法な決済代行業者らの取り締まりを強化している。
