※給食イメージ

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 八女茶で知られる福岡で、給食をめぐる新たな動きが注目を集めている。

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 福岡市の中学校や特別支援学校では、給食のバリエーションを増やす取り組みの一環として、2026年4月から月に1回、牛乳を別の飲料に置き換える試みがスタート。その一例として、パックの緑茶が提供されている。

和食の給食に合うのは緑茶?

 これに対し、SNSでは歓迎の声が広がった。

《和食に合うのはやっぱり緑茶》
《牛乳でお腹を壊していたから、これはいい》
《八女茶のある福岡はお茶どころ。子どもたちが地域の特産を知るいい機会》

 これまで当たり前とされてきた“給食=牛乳”に違和感を持っていた人にとっては、前向きに受け止められているようだ。地元の食文化に触れられる点でも、評価は高い。

 一方で、気になるのがカフェインだ。緑茶に含まれる以上、睡眠への影響を心配する声も出ている。

 また、「それなら麦茶でいいのでは」という意見もちらほら。たしかにノンカフェインで安心ではあるが、地域の食文化を踏まえれば、緑茶という選択にも一定の理由がある。

カルシウム量は調整

 実際、お茶の名産地・静岡では、牛乳と緑茶の両方が出る学校もあるとされる。こうした例を見ると、牛乳か緑茶かという単純な二択ではなく、メニューに応じてどう組み合わせるかという視点の必要性もみえてくる。

 さらに、「やはり牛乳は必要」という声も根強い。

《成長期にカルシウムを減らすの?》
《チーズやヨーグルトが出るならいいけど》
《家庭環境によっては給食が頼り。好みではなく栄養の問題では》

 学校給食で牛乳が長く提供されてきたのは、カルシウムなどの栄養を補う役割があるためだ。ただ、今回の取り組みはあくまで月1回の置き換え。福岡市も「月単位、年単位で必要なカルシウム量は調整する」としている。

 給食は体をつくるだけでなく、食べ合わせや食の楽しさ、生産地への理解を深める食育の場。福岡市のチャレンジに今後も注目していきたい。