日本でひとり舞台に挑戦するジャン・レノさん

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映画『レオン』や『グラン・ブルー』など名作に出演するジャン・レノさんが22日、日本で上演する舞台のため記者懇談会に出席しました。懇談会では日本の好きな場所や、今回の舞台『らくだ』について話しました。

都内で行われた舞台『らくだ』の記者懇談会にジャン・レノさん、ラディスラス・ショラーさん(演出)、パブロ・ランティさん(ピアノ演奏)が登場。ジャン・レノさんは会場に入ると大勢の報道陣に向かって「おはようございます」と挨拶し、笑顔を見せました。今回、“日本で創作する自叙伝的ひとり舞台”として上演される舞台『らくだ』。ジャン・レノさんは懇談会で自らを動物の“らくだ”と称し、作品についての思いを明かしました。

ジャン・レノ、“ひとり舞台”で語り、演じ、歌う

ジャン・レノさんは、この舞台を作った理由として「私は自分の人生、これまでの歩みを語りたいという願いがあったんです。私は俳優として演技をするわけなんですけど。演技というのは、みなさんがご覧になる私が演じる役柄というのは、“私”ではないんです、“他人”なんですね。私自身を語ったことはない」と“俳優”としての哲学を明かしました。その上で今回の舞台では、ジャン・レノさんが人生で影響を受けた出会いや出来事を語り、演じ、歌う、といった“ひとり芝居”で描く“自叙伝”のような作品になっているといいます。

この舞台で“人間としての自分”を見せたいと話すジャン・レノさん。上演の舞台を“日本”に決めたことについて、「25年来、日本と付き合いがあって、とっても好きなので今回の演目、クリエーションはここ(日本)でやりたい」と話しました。また、日本の好きなところを聞かれたジャン・レノさんは、「このお芝居の中にもあるんですけど、“ある人”をどうして好きなのかって理由を言うことは難しい、つまり“何かを好き・何かを愛する”ということは“どうして?”ということで、定義できないんです。それは香水の香りと同じ事で、分析をすることができないということなんです」と話し、“日本全体”が好きだということを明かしました。

続けて、結婚生活で“妻への愛”も同じです、「どうして妻のことが好きなのか」ということは説明できず、全てを含めて“妻を愛している”と、ジャン・レノさんは“愛”についても語りました。

■舞台『らくだ』 ジャン・レノとらくだの“共通点”

そして今回の舞台『らくだ』のタイトルの意味について聞かれると、ジャン・レノさんはこれまで様々な動物と共演してきたと話し、自分はどんな動物なんだろうかを考えたときに、“らくだ”だと思ったということです。その理由について「人を運ぶ、荷物を運ぶ、ゆっくり歩く、ワシのようにピューって飛んでいくタイプではない。ゆっくり反すうする、ゆっくり観察する、自分は“らくだ”だと思いました」と自身とらくだの“共通点”を明かしました。

また、これまでにも来日経験のあるジャン・レノさんは、“日本で一番印象に残った場所”を聞かれると、「“京都”が好き。“富山”は日本酒がおいしいので好き」と答えました。

■映画『レオン』や『グラン・ブルー』など 名作を共に手がけてきたリュック・ベッソン監督について

ジャン・レノさんについて紹介するとき、避けて通れないのがリュック・ベッソン監督の存在。これまでに映画『グラン・ブルー』や『レオン』など名作を共に手がけてきたリュック・ベッソン監督について、ジャン・レノさんにとって監督は“どんな存在”と聞かれると「私の中に可能性を見てくれた人、彼が語るストーリーの中で私がその役を演じることができるというポテンシャルを私の中に見いだしてくれた人です」と回答。その上で、リュック・ベッソン監督が“可能性”を見いだしてくれたおかげで俳優として前進できた、と監督へ敬意を表しました。

舞台『らくだ』は東京公演(5月10日〜24日、東京芸術劇場 シアターウエスト)をはじめ、富山や京都、愛知など全12都市を巡る予定です。