京都男児遺棄 逮捕の父親“首絞めて殺した”趣旨の説明 押収された“黒い車”が捜査のカギに
京都府南丹市で行方不明となっていた男の子の遺体が見つかった事件で逮捕された父親が、首を絞めて殺したという趣旨の説明をしていたことがわかりました。
事件の前後に防犯カメラにとらえられた“黒い車”が、犯行を裏づけるカギになると専門家は指摘しています。
■“首を絞めて殺した”趣旨の説明

先月31日、白い紙のようなものを持ち、歩いてくる男。安達結希くんの父親・優季容疑者とみられています。手に持っていたのは、結希くんの情報提供を求めるビラだったといいます。
南丹市の山林に、息子の結希くんの遺体を遺棄した疑いがもたれている安達優季容疑者。
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これまで、結希くんを車で学校近くに送り届けたと警察に話していましたが、逮捕前の任意聴取で、結希くんと学校まで一緒に行った後、別の場所に連れて行き殺害したという内容の供述をしていることがわかりました。
また、その方法については「首を絞めて殺した」という趣旨の説明をしていたということです。
■事件前後で“黒い車”に変化 防犯カメラに姿

17日午前10時ごろ、優季容疑者の自宅には多くの捜査員の姿が。今後の捜査のカギを握るとみられるのが、優季容疑者の黒い車です。
シートがかぶせられ、警察に押収されたこの車。結希くんが行方不明になって3日後の先月26日にも鑑識作業が行われ、優季容疑者が黒い車の横に立ち、警察が写真を撮る様子もありました。
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先月2日、優季容疑者のものとみられる黒い車をとらえた防犯カメラの映像。撮影されたこの場所は、優季容疑者の自宅と職場をつなぐ道で、“通勤ルート”だった可能性があります。
結希くんが行方不明になる前、度々、この場所に立ち寄る姿が目撃されていました。
防犯カメラ設置 従業員
「朝の決まった時間に前の自販機で飲み物を買っているのを見ています。ほぼほぼ、毎朝」
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通勤中なのか、駐車場にある自動販売機を利用することが“習慣”だったといいますが、結希くんが行方不明になった先月23日以降、“様子がかわった”といいます。
防犯カメラ設置 従業員
「(先月)23日以降は(自販機の利用は)1回も見ていないです」
そして、リュックが発見された先月29日の朝。この黒い車は、立ち寄ることなく、リュックが発見された方向へと走っていきました。
実は、この道路沿いで「通学用リュック」や「靴」が見つかっていて、優季容疑者は普段から利用していた道を通って、結希くんの遺留品を置いた可能性があるのです。
■今後の捜査 車に残された痕跡がカギ

元神奈川県警捜査1課長の鳴海達之氏は、この車が今後の捜査の手がかりになると指摘します。
元神奈川県警捜査1課長・鳴海達之氏
「3月23日の朝、結希くんは生存を確認されている。被疑者と一緒に車に乗って移動したと思われる、つまり結希くんの痕跡が最後残っているのは車の中」
――車を調べることで何を明らかにしようと?
元神奈川県警捜査1課長・鳴海達之氏
「遺体遺棄にこの車を使ったかどうか、車の中で結希くんを殺害したかどうか。結希くんが乗っていたという痕跡を取らないといけない」
警察は、優季容疑者の供述の裏づけを慎重に進めるとしています。
※4月18日(土)午前0時(金曜深夜)放送『news zero』より