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2026年3月期および2025年度の新車販売台数

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、2026年3月期および2025年度(2025年4月〜2026年3月)の新車販売台数(速報値)を発表した。

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日本自動車販売協会連合会がまとめた登録車の2026年3月期の新車販売台数は、前年同月比7.3%減の30万5976台と3カ月連続でのマイナス。


3月期の軽自動車の新車販売台数は、前年同月比8.7%増の18万4664台と4カ月連続でのプラスに。    平井大介

一方、全国軽自動車協会連合会がまとめた2026年3月期の軽自動車の新車販売台数は、同8.7%増の18万4664台と4カ月連続でのプラスとなり、前月と同様に“軽高登低”の傾向が続く。

結果として、トータルでの2026年3月期の新車販売台数は同1.8%減の49万640台と3カ月連続での前年実績割れとなった。

一方で2025年度の新車販売台数は、登録車が前年度比3.5%減の284万5316台と4年ぶりのマイナス、軽自動車が同3.8%増の168万8446台と2年連続のプラスとなり、トータルでの新車販売台数は同0.9%減の453万3782台と4年ぶりに前年度の成績を下回った。

登録車の2026年3月期のブランド別新車販売台数

前月と同様にスズキ(前年同月比16.0%増の1万7587台)、三菱自動車(同4.6%増の6095台)、ダイハツ(同40.0%増の3003台)がプラスを達成。対して、トヨタ自動車(同6.8%減の13万3974台)やホンダ(同7.4%減の4万1544台)、日産自動車(同12.2%減の2万8952台)、マツダ(同10.5%減の1万4260台)、スバル(同37.8%減の7437台)、レクサス(同32.0%減の6062台)は前年実績割れが続いた。

一方で貨物車のブランドは、いすゞ自動車(同7.2%増の9917台)と三菱ふそう(同15.4%増の3994台)がプラスを維持。

対してUDトラックス(同3.8%減の1716台)は減少に転じ、また日野自動車(同8.5%減の4039台)はマイナスが継続した。

2025年度の結果は?

2025年度で見ると、スズキやダイハツ、いすゞ自動車、三菱ふそうなどが前年実績を超えたものの、多くのブランドがマイナスを記録。

とくに、新型車の投入が滞ったホンダ(前年度比12.0%減の33万3137台)と経営再建計画「Re:Nissan」を進行中の日産自動車(同19.0%減の22万7277台)の苦戦が目立った。


前年同月比23.6%増の5万9488台を販売したダイハツが3カ月ぶりでのシェアトップに就いた。    平井大介

軽自動車の2026年3月期のブランド別新車販売台数については、前年同月比23.6%増の5万9488台を販売したダイハツが3カ月ぶりでのシェアトップに就く。

最大のライバルのスズキは同3.7%減の5万4946台にとどまり、4542台の差で第2位に陥落した。

また、日産自動車は同20.4%増の2万3422台、三菱自動車は同52.0%増の1万324台とプラスを継続したが、ホンダは同9.4%減の2万8493台と前年実績割れが続く。

一方、OEM供給を受けるブランドではマツダが同9.9%増の4297台とプラスに転じ、またトヨタ自動車が同25.9%増の2165台、スバルが同15.0%増の1517台とプラスを維持した。

2025年度の実績では、スズキが前年度比4.8%減ながら55万6632台を売り上げて3年連続でのトップに立ち、最大のライバルのダイハツは同23.5%増を達成したものの53万4969台にとどまる。

また、三菱自動車は前年度と同様にプラスを維持した一方、ホンダと日産自動車は前年実績割れが続いた。

業界団体の関係者による解説

2026年3月期および2025年度の新車販売概況について業界団体の関係者は、「新車販売は2025年12月から2026年に入って軽自動車が好調なセールスを記録する一方、登録車はホンダや日産自動車、マツダの低迷が響いてマイナスが続き、トータルでは2026年3月期と2025年度ともに前年実績を下回った。

新型車の投入が全体的に少なかったこと、さらに原材料費および輸送費の高騰による車両価格の上昇や、消費者のクルマに対する低価格志向が強まっていることなども、市場全般としてはマイナス要因となっている」と解説する。


登録車はホンダ、日産、マツダの低迷が響き、2026年3月期、2025年度ともに前年実績を下回った。    平井大介

今後の展開に関しては、「市場の新車需要は底堅く推移しているものの、実質賃金のマイナス傾向は続き、また幅広い分野で値上げの動きが加速していることから、今後の新車販売市場は楽観できない状況が続く。

中東紛争の長期化による原油価格の高騰懸念や、ナフサなどの石油派生品の供給不足なども気になるところ。

一方で2026年中盤以降は販売台数を伸ばしそうな新型車や特別仕様車が多くリリースされる見込みなので、これらがどれくらい新車市場を牽引していくかがカギ」と指摘した。