静岡大会でもIWGPのベルトを誇示した王者・辻陽太

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 新日本プロレス4月4日両国大会で「NEW JAPAN CUP(NJC)」覇者カラム・ニューマン(23)とのV2戦に臨むIWGPヘビー級王者の辻陽太(32)が、歴代IWGP世界ヘビー級王者との防衛ロードを見据えた。今年1月にIWGP世界王座を分解した辻は、同王座の歴史と戦うことが自身の使命と強調。両国大会で日本復帰を果たすウィル・オスプレイ(32=AEW)にも熱視線を送った。

 史上最年少でNJCを制したカラムを迎え撃つ辻は「ものすごいポテンシャルを秘めた選手だと思っていたので、それが開花したなと。ただ、無駄な金的を入れたり、ゼイン・ジェイを乱入させたり、よく分からないですよね。まだ彼の中で定まっていないものがあるのかなと」と分析。「NJCを見ても4強は全員同世代の人間だった。新世代と呼ばれる僕らが、現世代になりつつあるという証明かなと思っています」と、新世代頂上決戦に位置づけた。

 最強挑戦者を退ければ、防衛ロードにおける発言権は増大する。辻が見据えているのは、歴代IWGP世界王者との防衛戦だ。「『過去と戦って何が悪い』と言っていた人もいましたけど、僕には戦わないといけない責任があると思ってます。ベルト分解をした人間として背負っていく使命ですね。ベルトは戻ったけど、新しい時代に突入したんだと証明しないといけないので」と主張した。

 現在も新日本所属の歴代王者は辻がベルトを奪ったKONOSUKE TAKESHITAに加え、鷹木信悟、ザック・セイバーJr.、後藤洋央紀、欠場中のSANADAの5選手。辻は盟友・鷹木との対戦を熱望しているが、両国大会への参戦が緊急決定したオスプレイも視界に入る。「彼も倒さないといけない一人ですよね。ただ、僕がAEWのリングでIWGPヘビーをかけてやることはないので、やるなら日本でやろうぜ」と今後の挑戦者候補に名前を挙げた。

 オスプレイの両国参戦を巡っては、対戦相手の一人であるタイチが、団体により「日本復帰戦」と銘打たれたことに異議を唱え、波紋を呼んだ。辻もこれに同調しつつ「僕個人としては戦いたい一人ですけど、団体がそこでへりくだってもてなす必要はないんじゃないかなと思いますね。なら今年の1・4(東京ドーム)もオカダ・カズチカの日本復帰戦だったのかという話になってしまうので。新日本が『AEWに出て行っても、帰ってきてくれてありがとう』というのは、違うんじゃないかな」と持論を展開した。

 ともあれ、次のステージに進むためにも、新時代の中心は譲れない。過去と戦って未来を創るべく、辻が両国決戦へ向かう。