中東情勢による原油高、医療現場へ波及 歯科用グローブが10〜20%値上がり

混迷が続く中東情勢を受けた原油高騰の影響は、医療現場にも広がりつつあります。石川県内の歯科クリニックでも、石油製品の値上げなどに頭を悩ませています。
渡邉百音フィールドキャスター「医療現場で必要不可欠なこちらの医療グローブ、品薄の状態が続いています」
かほくCUBE歯科・矯正歯科 角田真太郎歯科医師「こちらが当院の在庫なんですけど、こういった物が少しずつ買えなくなっています」
かほく市の歯科クリニックでは、使い捨ての医療グローブや治療に使う器具を入れる滅菌パックなど、原油を精製して作られるナフサを原料とする医療器具の流通が一時、滞ったといいます。
かほくCUBE歯科・矯正歯科 角田真太郎歯科医師「供給自体は変わっていないが、物が減って買えない状況というよりも、グローブであったり、滅菌パックであったり、アルコールであったり、石油が絡むような製品がもしかしたら不足するんじゃないかという不安感からちょっと多めに抱えてこうってことで、需要が増えて供給が追い付いていない状況じゃないかと聞いた。」
SNSでも医療従事者から「医療用グローブの入荷ができない」などの投稿が見られるといいます。
医療用グローブ、価格は10%~20%の上昇、麻酔薬も品薄に無事、入荷したと思いきや、今度は価格に変化が。
かほくCUBE歯科・矯正歯科 角田真太郎歯科医師「価格は当初よりも10%から20%上がっているという感覚はあります」
1人の患者だけで6枚ほど使うという医療用グローブ。
医療機関が請求できる診療報酬の額は変わらないため、こうした値上がりは直接、クリニックの経営に響くといいます。
さらに今、全国的に在庫不足となっているのが歯科用の麻酔薬。
2025年9月、国内で6割を超えるシェアを持つメーカーに、設備のシステムトラブルが発生。
半年以上、品薄の状態が続いています。
かほくCUBE歯科・矯正歯科 角田真太郎歯科医師「在庫確保しようと思っても、いつも使ってる製品じゃなかったりとか、在庫の数が安定しなかったりとかしていました」
医師「麻酔不足で受診できないのではないかという焦りを持つ必要ない」今はシステムが復旧し、4月から出荷が回復する見込みではあるものの、注文に対して供給が追いつかない状態が続くため、8月頃まで在庫が少ない状況が続く可能性があるということです。
かほくCUBE歯科・矯正歯科 角田真太郎歯科医師「麻酔を使わなくて良い状況を維持するために、定期的にかかりつけの歯科にぜひ受診してほしい。あとは、麻酔が不足していて、歯科医院に受診できないのではないかという焦りを持つ必要はなくて、おそらく今後回復していくのではないかということも踏まえて、皆さん、いつも通り歯科医院に定期的に来ていただければ良いと思う」
