閉校が決定…故・ジャンボ尾崎氏の「アカデミー」継続がハナから無理だったワケ
「これでよかったと思いますよ」と言うのは、生前、「ジャンボ」こと尾崎将司氏を何度も取材したゴルフジャーナリストの宮崎紘一氏だ。
昨年12月に亡くなった尾崎氏が主宰した「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」が31日をもって閉校することになった。尾崎氏のマネジャーだった宮下修氏が28日、自身が運営するYouTubeチャンネルで次のように伝えた。
「続けるべきか、お休みすべきか、やめるべきか、いろいろな方と相談しました。9年やってきましたが、ジャンボさんを亡くし、責任を持って今後も指導していけるかというと、やはり厳しいというのが私の結論。ジャンボさん、ジュニア、ジュニアの保護者に対して責任を持てないのが、一番やってはいけないことです。ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーは、ここでいったん終了させていただきたいと思っています」
2018年創設のアカデミーは、全米女子オープン2勝の笹生優花や昨年のシェブロン選手権優勝の西郷真央、日本女子オープン2勝で今季から米女子ツアーで戦う原英莉花、昨季の国内ツアー年間女王の佐久間朱莉らを輩出。ゴルフ界ではジャンボの指導力を評価する声は多い。「ジャンボに指導について聞いた」という冒頭の宮崎氏はこう語る。
「ジャンボはこう言ってましたよ。『うちのアカデミーは練習ができる環境を与えて、伸びるかどうかは自分次第。向上心を持って、自分で考え、努力した者だけが結果を残す。西郷や佐久間は最初からそのような考え方で取り組んでいた。いくら教えても、そのような考え、意識がない者は続かない。それは最初からわかること』と」
宮崎氏が続ける。
「アカデミーには育成のメソッドなんてない。ジャンボが選手を見て、ひと言、ふた言、説得力のあるアドバイスをするだけ。それをヒントに選手はどうすればいいかを考える。ジャンボの実績やカリスマ性、選手を見る目が柱でした。ですから、アカデミー継続の資金を出すスポンサーが現れて、弟の健夫や直道らジャンボ軍団が指導しても同じようにはいかない。誰も引き継げないアカデミーですから、ジャンボが昨年亡くなったとき、ある時期に区切りをつけると思っていました」
天国でジャンボも「仕方ないな」と思っていることだろう。
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ところで、ジャンボがプロ野球選手からプロゴルファーに転身した当初、彼はどういうわけだが「独身」だと偽っていたという。いったいどういうことか。
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