ヤクルト・池山監督初陣飾った! 現役時代の“代名詞”アーチ2本で「しびれる」1勝
◇セ・リーグ ヤクルト3―2DeNA(2026年3月27日 横浜)
豪快な本塁打でファンを魅了した「ブンブン丸」始まりの地で、初陣を勝利で飾った。ヤクルト・池山監督は選手以上に声をからし、ウイニングボールを手に「しびれたね。声を出しすぎました。みんなのおかげで素晴らしい1勝になった」と笑った。
開幕戦初スタメンに抜てきした3年目の伊藤が1点を先制された直後の2回1死三塁で決勝の左越え1号2ラン。5回にはサンタナのソロで追加点を奪う一発攻勢だった。通算304本塁打の指揮官にとって横浜スタジアムはプロ1号と通算200号を放った縁起のいい球場で好スタートを切った。
明るく、熱い指揮官。身に着ける物の色も情熱を想起させる「赤」だ。母の助言がきっかけで身に着け始め、60歳を迎えたことでより意識。「赤を着けとけばいいことあるかな」と開幕日も赤色のカバーに包まれた手帳を開き、スタメンを発表。リストバンドだけでなく、パンツも赤と見えないところにも身に着けて初陣に挑んだ。
「ノムラの教え」の継承者でもある。師と仰ぐ野村克也氏とは選手時代は9年間、指導者としては楽天で4年間にわたって薫陶を受けた。1月25日には七回忌法要に参列し、墓前で手を合わせた。野村ノートはもちろん保管。「大事な部分はしっかりと頂きながら、自分のカラーに染めていきたい」と1年目に臨む。
7、8回のピンチではマウンドに行き、選手に直接言葉をかけた。「私も含めてみんなで盛り上げて。うまくいかない時もあるけど、前を向いて、しっかり進んでいきたい」。新生ヤクルトの逆襲が始まった。(小野寺 大)
