JR東日本で働く女性に密着

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運転士や駅の職員など、かつては男性中心だった鉄道の仕事も女性が活躍する現場に変わりました。

今回は、JR東日本で働く女性に密着。さらに鉄道の現場の『働き方改革』にもカメラが迫りました。


JR東日本・入社22年目の星麻耶さん。運転士歴は18年です。

■入社22年目 星麻耶さん
「この職場に来たときに女性初の運転士の養成をしていて、女性の先輩方たちの姿がとても素敵で『私もなりたいな』という憧れになって運転士を目指しました。」

定時運行は、運転士の力量にかかっています。

■入社22年目 星麻耶さん
「長く乗っていると、その駅間の運転時分を見ていると少し時間伸びているなとか、ここは少し詰まっているなというのが分かる。それに応じて速度を調整したりはします。遅れていた場合は、ここで回復運転できるかなとか考えながらその都度考えて速度を出していく。」

駅への停車も、腕の見せどころです。

■入社22年目 星麻耶さん
「自分の思い描いた感じのブレーキで止まるところにぴったり止まると、自己満足の世界なんですけどそれがやりがいでもあり楽しみ。」

もちろん、乗客への心配りと安全を第一に考えています。

■入社22年目 星麻耶さん
「できるだけ揺れないような運転とか、皆さん揺れてしまったりするので、揺れてしまうところは速度抑えてその分違うところで速度出して合わせたり。」


JR東日本新潟支社に女性運転士が誕生したのは、2005年のこと。

■入社22年目 星麻耶さん
「私は運転士の女性でいうと3期生で、女性の先輩が3人しかいない環境でした。」

現在、新潟支社の運転士の約8%が女性です(2025年時点)。その先駆けの一人である星さん。運転するのは普通列車だけではありません。この日の最後の乗務は、午後5時58分・新潟発の『特急いなほ』。

■入社22年目 星麻耶さん
「特急では速度が違ってきますし、(特急いなほが走る)白新・羽越線に至っては最高速度が4回変わる。頭はずっと考えています。」

新発田に到着-
このあと終点の山形県・酒田まで運転して宿泊。翌朝の列車を運転して新潟に戻ります。

小学生2人の母親である星さん。子どもが小さいころは悩むこともありました。

■入社22年目 星麻耶さん
「(子どもが)小さいころの方が『なんで夜いないの』とか『友達のお家はお母さんは夜お家にいるのになんでいないの』とか。」

大切にしているのは、家族との時間。

■入社22年目 星麻耶さん
「泊まり勤務をしているので、一日夜いなくても翌朝早く帰って来られる日は『児童クラブに行かずにまっすぐお家に帰ってきなさい』という感じで、家族で過ごせる時間を増やせるように。」

いまは後輩の女性運転士のサポートも心がけています。

■入社15年目・2児の母 清田綾佳さん
「約4年間休んだので、もう運転のことを全然忘れていました。先輩ママなので仕事と育児を両立している先輩がいるので、色々話も聞けました。」

■入社22年目 星麻耶さん
「育休期間中も会いに行って、私の体験談が参考になればと思って話しています。」

経験を伝えることが、これからの使命です。

■入社22年目 星麻耶さん
「私はたくさんの人に育ててもらった。色々なことを教えてもらった立場であるので、それをこれから還元していくかたち、若い世代に橋渡ししていけるようになりたいなって思っています。」


JR東日本は、2022年から社員が複数の業務を担う『新しい働き方』の導入を進めています。運転士や車掌も、イベントなどの企画業務や駅での勤務を担当するなど、専門領域を越えた勤務体系です。