黒田みゆ×後呂有紗×石川みなみ、日テレ女性アナが語るMC異動の決意 “学級崩壊”に「カルチャーショック」
●『シューイチ』『DayDay.』『バンキシャ』を担当
日本テレビ系の春改編で、情報・報道番組を担当する女性アナウンサーが、一新される。『シューイチ』(毎週土曜5:55〜、日曜7:30〜)に黒田みゆアナ(※日曜担当)、『DayDay.』(同月〜金曜9:00〜)に後呂有紗アナ、『真相報道バンキシャ!』(同日曜18:00〜)に石川みなみアナがそれぞれ就任。各番組の“顔”として新たなスタートを切る3人が、今の心境や先輩からの助言、そして自分らしい番組作りへの思いを語った。

(左から)黒田みゆアナ、後呂有紗アナ、石川みなみアナ
○“声”から“スタジオ”へ
これまで報道番組を中心に経験を重ねてきた後呂アナは、『DayDay.』初回放送時からナレーターとして番組に関わっていた。長く“声”で寄り添ってきた番組に、今度はスタジオMCとして立つことになり、「すごく愛着のある番組で、スタジオで一緒に並んでお伝えできることにすごくワクワクしております」と笑顔を見せた。
その後呂アナからバトンを受け取り、『バンキシャ!』のMCに就く石川アナは、「20年以上長く続いている歴史ある番組に携わらせていただけること、大変光栄に思っております」と緊張と決意をにじませる。『ZIP!』で新人時代を支えてくれた桝太一から、今度は報道番組の現場で学ぶことになる。
そして、『DayDay.』立ち上げから3年間、平日朝の顔として走り続けてきた黒田アナは、4月から『シューイチ』へ。「『DayDay.』を離れるのは少し寂しい」としながらも、「日曜日の時間をMCの中山秀征さんと一緒に楽しく過ごせたら」と新天地への期待を口にした。
○久々に“笑顔で伝える”番組
『DayDay.』MC就任を聞いた時の心境を問われた後呂アナは、「本当にびっくりして」と率直に振り返る。ナレーターとして関わっていたこともあり、「このままずっとナレーターとして一緒に番組をやっていけるのかなと思っていた」と明かした。
それでも、そこに戸惑い以上の期待があったのは、これまでのキャリアとの違いを感じていたからだ。
「今まで長く報道番組を担当していて、よく考えたらオンエアの中で笑顔になる、一緒に笑うっていうのはすごく久々だなと思いました。そこもすごく楽しみにしているところです」
報道番組で培ったのは、現場で人の声を聞き、情報の輪郭を丁寧にすくい上げる力。その経験を、『DayDay.』でも生かしたいという。
「これまで報道番組の中でたくさん取材させていただく中で、特に街に出て皆さんの話を直接聞けることは、自分の中ですごく大きな糧になった」といい、「実際に自分で街に出て、皆さんの話を聞いて、今思っていることや解決したいこと、悩みのようなものを直接聞いていきたい」と構想を語った。
○武田真一の準備力と山里亮太のホスピタリティ
後呂アナが新たに飛び込む『DayDay.』について、先にその現場を経験してきた黒田アナは、共演者2人のすごみを具体的に語った。
武田真一については、「とにかく準備力のスペシャリスト」と断言。「どっしり座られているとあまり気づかないんですけど、実はテーブルの上にはとんでもない量の準備した資料があって、翌日のゲストの著書を1日で読んでこられたり、自分で連絡を取って事前に取材をしていたりするんです」と明かす。
一方で、山里亮太については、「圧倒的な頭の回転力」に加え、「影にいる方に光を当てたいという気持ちがすごくある方」と表現。メダリストだけでなくメダルに届かなかった選手にもスポットを当てようと提案するなど、打ち合わせ段階から視点の広さを発揮しているそうだ。
さらに、ゲストの出演作を必ず見た上でCM中にも丁寧に言葉を交わし、そのことを出演者が後日喜んでいた場面を何度も見てきたといい、「そういうホスピタリティみたいな部分は、すごく勉強になった」と語る。
その話を受けた後呂アナも、「自分が準備したことを、武田さんも山里さんもすごくよく見てくれている」と聞いたといい、「みんなが番組のためにやっていきたいという思いが強まる環境なんだと思う。私もそこを引き継いで、よりパワーアップさせていきたい」と意欲を見せた。
○“上品な番組”に緊張
『バンキシャ!』に就任する石川アナは、「まさか」という思いが先に立ったという。
「報道番組に携わりたいという気持ちはあったんですけれども、後呂さんはじめ、夏目三久さん、代々上品な方が務めてこられた番組なので、“私でいいんですか?”と。本当に最初はびっくりの一言でした」
その緊張を和らげているのが、桝太一への信頼だ。新人時代、『ZIP!』で一緒に仕事をした経験があり、「アナウンサーとしてのいろはを教えてくださった大先輩」と位置づける。
後呂アナもまた、『バンキシャ!』で大事なのは桝との連携だと語る。
「桝さんは、とにかく新しいこととか、良くするための改革が大好き。石川さんが入った時も“どういうふうにやったらやりやすいの?”とたくさん聞いてくれると思う。だから少しでもやりやすいと思うことがあったら、全部伝えてほしいです」
その助言に、石川アナは深くうなずいた。就任にあたって、桝との過去のトーク履歴を見返したところ、新人時代には毎回のように励ましの言葉が添えられていたという。
「“石川はポテンシャルがあると思うから信じてるよ、これからが楽しみだよ”という一言を、毎回添えてくださっていたんです。ここ数年、その一言がないので(笑)、もう一度信じていただけるように頑張りたいと思っています」
●自分の“好き”を番組に
4月から『シューイチ』MCとなる黒田アナは、すでに番組見学にも参加。そこで受けた印象は、「カルチャーショック」だったという。
「『シューイチ』は本当に自由で温かい番組。打ち合わせの時から、お茶を飲んだりお菓子を食べたりしながら臨んでいて」
その空気感について、前任の岩田絵里奈アナからは「『シューイチ』はいい意味で学級崩壊してるから、委員長として律してほしい」という、印象的なアドバイスを受けたそうだ。
中山秀征から聞いたのは、「出演者やスタッフの“好き”や“やりたい”を否定せず、まずは“いいね、やってみよう”と言って企画にすることを大事にしている」という番組作りの姿勢。その言葉に背中を押され、黒田アナも自分の“好き”を番組に持ち込みたいと話した。
「私は週に1回、2回ぐらい劇場に通うくらいお笑いが好きだったり、食に関する資格を取得中だったりするので、自分の好きなことが何とか企画に生かせないかなと考えています」
○広島で生まれ育ったものとして…
そんな3人に、「これまでの経験を新しい番組にどう持ち込むか」という質問をぶつけてみた。
石川アナは、広島出身である自身の原点に触れ、「祖父も戦争を経験しておりまして、広島で生まれ育った者として、戦争というテーマを深く学びながら伝え続けていくことは使命のように感じています」と回答。『バンキシャ!』という週1回の深掘り番組だからこそ、平和や戦争というテーマにじっくり向き合いたいという思いがあるようだ。
後呂アナは、“街に出て聞く力”を挙げた。視聴者に近い距離で声を拾ってきた経験を、『DayDay.』でも企画に落とし込みたいという。
黒田アナは、お笑い分野への強みとともに、能登半島地震の取材やボランティア経験にも言及。「『DayDay.』にいた時に武田さんと能登半島地震の取材に行かせていただいたことや、プライベートで輪島にボランティアに行かせていただいたこともありました。心を被災地に寄せ続けるという意味で、そういった取材も『シューイチ』で行ってみたいなと思っています」と意欲を見せた。
○「守る」「探究心」「二刀流」
最後に求められたのは、「私はこんなMCになります」という決意表明。後呂アナが掲げたのは、「守れるMC」だ。
「もし番組で間違った情報が入ってしまった時や、誰かを傷つけてしまうような発言が出てしまった時に、番組も、その誰かのことも守れるのが自分なんだという気持ちで担当している、と水卜(麻美)アナに教えていただきました。自分一人ではハードルが高いですが、チーム一丸となりながら、番組を、そして見ている方を守れるMCになりたいです」
石川アナは、「探究型MC」。
「『ZIP!』や『DayDay.』のようなデイリー番組とは違って、『バンキシャ!』は週に一度、ニュースを深く掘り下げる番組です。独自の視点を大切にしながら、探究心を忘れずに、自らも学び続けてニュースと向き合っていきたいと思います」
黒田アナは、「二刀流MC」という表現を選んだ。
「(中山)秀さんの著書に、『長寿番組の共通する姿勢』として“軸を変えない信念と、軸以外を変える柔軟性”という言葉がありました。『シューイチ』の温かさという軸を大切にしながら、私が参加することで新しい風も吹かせたい。二刀流としてしっかり頑張っていきたいと思っています」

日本テレビ系の春改編で、情報・報道番組を担当する女性アナウンサーが、一新される。『シューイチ』(毎週土曜5:55〜、日曜7:30〜)に黒田みゆアナ(※日曜担当)、『DayDay.』(同月〜金曜9:00〜)に後呂有紗アナ、『真相報道バンキシャ!』(同日曜18:00〜)に石川みなみアナがそれぞれ就任。各番組の“顔”として新たなスタートを切る3人が、今の心境や先輩からの助言、そして自分らしい番組作りへの思いを語った。

○“声”から“スタジオ”へ
これまで報道番組を中心に経験を重ねてきた後呂アナは、『DayDay.』初回放送時からナレーターとして番組に関わっていた。長く“声”で寄り添ってきた番組に、今度はスタジオMCとして立つことになり、「すごく愛着のある番組で、スタジオで一緒に並んでお伝えできることにすごくワクワクしております」と笑顔を見せた。
その後呂アナからバトンを受け取り、『バンキシャ!』のMCに就く石川アナは、「20年以上長く続いている歴史ある番組に携わらせていただけること、大変光栄に思っております」と緊張と決意をにじませる。『ZIP!』で新人時代を支えてくれた桝太一から、今度は報道番組の現場で学ぶことになる。
そして、『DayDay.』立ち上げから3年間、平日朝の顔として走り続けてきた黒田アナは、4月から『シューイチ』へ。「『DayDay.』を離れるのは少し寂しい」としながらも、「日曜日の時間をMCの中山秀征さんと一緒に楽しく過ごせたら」と新天地への期待を口にした。
○久々に“笑顔で伝える”番組
『DayDay.』MC就任を聞いた時の心境を問われた後呂アナは、「本当にびっくりして」と率直に振り返る。ナレーターとして関わっていたこともあり、「このままずっとナレーターとして一緒に番組をやっていけるのかなと思っていた」と明かした。
それでも、そこに戸惑い以上の期待があったのは、これまでのキャリアとの違いを感じていたからだ。
「今まで長く報道番組を担当していて、よく考えたらオンエアの中で笑顔になる、一緒に笑うっていうのはすごく久々だなと思いました。そこもすごく楽しみにしているところです」
報道番組で培ったのは、現場で人の声を聞き、情報の輪郭を丁寧にすくい上げる力。その経験を、『DayDay.』でも生かしたいという。
「これまで報道番組の中でたくさん取材させていただく中で、特に街に出て皆さんの話を直接聞けることは、自分の中ですごく大きな糧になった」といい、「実際に自分で街に出て、皆さんの話を聞いて、今思っていることや解決したいこと、悩みのようなものを直接聞いていきたい」と構想を語った。
○武田真一の準備力と山里亮太のホスピタリティ
後呂アナが新たに飛び込む『DayDay.』について、先にその現場を経験してきた黒田アナは、共演者2人のすごみを具体的に語った。
武田真一については、「とにかく準備力のスペシャリスト」と断言。「どっしり座られているとあまり気づかないんですけど、実はテーブルの上にはとんでもない量の準備した資料があって、翌日のゲストの著書を1日で読んでこられたり、自分で連絡を取って事前に取材をしていたりするんです」と明かす。
一方で、山里亮太については、「圧倒的な頭の回転力」に加え、「影にいる方に光を当てたいという気持ちがすごくある方」と表現。メダリストだけでなくメダルに届かなかった選手にもスポットを当てようと提案するなど、打ち合わせ段階から視点の広さを発揮しているそうだ。
さらに、ゲストの出演作を必ず見た上でCM中にも丁寧に言葉を交わし、そのことを出演者が後日喜んでいた場面を何度も見てきたといい、「そういうホスピタリティみたいな部分は、すごく勉強になった」と語る。
その話を受けた後呂アナも、「自分が準備したことを、武田さんも山里さんもすごくよく見てくれている」と聞いたといい、「みんなが番組のためにやっていきたいという思いが強まる環境なんだと思う。私もそこを引き継いで、よりパワーアップさせていきたい」と意欲を見せた。
○“上品な番組”に緊張
『バンキシャ!』に就任する石川アナは、「まさか」という思いが先に立ったという。
「報道番組に携わりたいという気持ちはあったんですけれども、後呂さんはじめ、夏目三久さん、代々上品な方が務めてこられた番組なので、“私でいいんですか?”と。本当に最初はびっくりの一言でした」
その緊張を和らげているのが、桝太一への信頼だ。新人時代、『ZIP!』で一緒に仕事をした経験があり、「アナウンサーとしてのいろはを教えてくださった大先輩」と位置づける。
後呂アナもまた、『バンキシャ!』で大事なのは桝との連携だと語る。
「桝さんは、とにかく新しいこととか、良くするための改革が大好き。石川さんが入った時も“どういうふうにやったらやりやすいの?”とたくさん聞いてくれると思う。だから少しでもやりやすいと思うことがあったら、全部伝えてほしいです」
その助言に、石川アナは深くうなずいた。就任にあたって、桝との過去のトーク履歴を見返したところ、新人時代には毎回のように励ましの言葉が添えられていたという。
「“石川はポテンシャルがあると思うから信じてるよ、これからが楽しみだよ”という一言を、毎回添えてくださっていたんです。ここ数年、その一言がないので(笑)、もう一度信じていただけるように頑張りたいと思っています」
●自分の“好き”を番組に
4月から『シューイチ』MCとなる黒田アナは、すでに番組見学にも参加。そこで受けた印象は、「カルチャーショック」だったという。
「『シューイチ』は本当に自由で温かい番組。打ち合わせの時から、お茶を飲んだりお菓子を食べたりしながら臨んでいて」
その空気感について、前任の岩田絵里奈アナからは「『シューイチ』はいい意味で学級崩壊してるから、委員長として律してほしい」という、印象的なアドバイスを受けたそうだ。
中山秀征から聞いたのは、「出演者やスタッフの“好き”や“やりたい”を否定せず、まずは“いいね、やってみよう”と言って企画にすることを大事にしている」という番組作りの姿勢。その言葉に背中を押され、黒田アナも自分の“好き”を番組に持ち込みたいと話した。
「私は週に1回、2回ぐらい劇場に通うくらいお笑いが好きだったり、食に関する資格を取得中だったりするので、自分の好きなことが何とか企画に生かせないかなと考えています」
○広島で生まれ育ったものとして…
そんな3人に、「これまでの経験を新しい番組にどう持ち込むか」という質問をぶつけてみた。
石川アナは、広島出身である自身の原点に触れ、「祖父も戦争を経験しておりまして、広島で生まれ育った者として、戦争というテーマを深く学びながら伝え続けていくことは使命のように感じています」と回答。『バンキシャ!』という週1回の深掘り番組だからこそ、平和や戦争というテーマにじっくり向き合いたいという思いがあるようだ。
後呂アナは、“街に出て聞く力”を挙げた。視聴者に近い距離で声を拾ってきた経験を、『DayDay.』でも企画に落とし込みたいという。
黒田アナは、お笑い分野への強みとともに、能登半島地震の取材やボランティア経験にも言及。「『DayDay.』にいた時に武田さんと能登半島地震の取材に行かせていただいたことや、プライベートで輪島にボランティアに行かせていただいたこともありました。心を被災地に寄せ続けるという意味で、そういった取材も『シューイチ』で行ってみたいなと思っています」と意欲を見せた。
○「守る」「探究心」「二刀流」
最後に求められたのは、「私はこんなMCになります」という決意表明。後呂アナが掲げたのは、「守れるMC」だ。
「もし番組で間違った情報が入ってしまった時や、誰かを傷つけてしまうような発言が出てしまった時に、番組も、その誰かのことも守れるのが自分なんだという気持ちで担当している、と水卜(麻美)アナに教えていただきました。自分一人ではハードルが高いですが、チーム一丸となりながら、番組を、そして見ている方を守れるMCになりたいです」
石川アナは、「探究型MC」。
「『ZIP!』や『DayDay.』のようなデイリー番組とは違って、『バンキシャ!』は週に一度、ニュースを深く掘り下げる番組です。独自の視点を大切にしながら、探究心を忘れずに、自らも学び続けてニュースと向き合っていきたいと思います」
黒田アナは、「二刀流MC」という表現を選んだ。
「(中山)秀さんの著書に、『長寿番組の共通する姿勢』として“軸を変えない信念と、軸以外を変える柔軟性”という言葉がありました。『シューイチ』の温かさという軸を大切にしながら、私が参加することで新しい風も吹かせたい。二刀流としてしっかり頑張っていきたいと思っています」

