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熊本市が物価高対策として始めたプレミアム付き商品券の販売をめぐり、混乱を招いたとして、大西市長が陳謝しました。

【写真を見る】大混乱の〝プレミアム付き商品券〟 市長「抽選販売への変更をお願い」→事業者「現実的ではない」 熊本市 

熊本市 大西一史市長「こうした混乱を生じさせたことについて、改めて市民におわびしたい」

2月20日、熊本駅前の商業施設で…

熊本市は、物価高対策の一環として、国の交付金を財源にプレミアム付き商品券の発行を支援していて、2月から市内の商業施設などが販売を始めました。

※事業費15億円、102団体が販売予定で15団体が販売済

ところが「アミュプラザくまもと」では、夜中にもかかわらず、長い列が…

――購入できなかった人は
「私は午前7時過ぎに並んだが、ゲットできなかった」
「世の中には体が弱い人、時間がない人、動けない人もいるじゃないですか。不公平でしょう。税金が絡んでいるんだから」

2月21日、熊本市中心部の商業施設でも…

――購入できた人は
「午前2時から並んでいる。売り方も悪いし、まんべんなく行き渡らないし」

先着順での販売方法の他、熊本市民でなくても買うことができるため、購入できない市民が相次ぎ、不満の声が上がっていました。

2月24日、大西市長が陳謝…

こうした混乱を招いた原因について大西市長は…

熊本市 大西一史市長「急ぎ過ぎた。家計の足しにつながる方法はないかと考えたが、時間的に焦った。今回の反省点」

今後は、抽選販売への変更を事業者へ依頼するということです。

専門家の見方「適切ではなかったのでは?」

熊本大学法学部の伊藤洋典教授は「プレミアム付き商品券の発行は景気対策としては有効だが、物価高対策としては適切でなかったのでは」と疑問を呈します。

熊本大学 伊藤洋典教授「今回の商品券は、わざわざ自分で買いに行くわけですよね。しかも、かなり限定性がある。およそ生活支援にはならないだろう。買えない人が多いわけですから。そうなると生活支援が目的という形の政策として、買えない人が多い、自分で買いに行かなければいけないというものは、あまり適切ではなかったのではないか」

また、熊本市が設定した40%というプレミアム率についても、「プレミアム率を少なくしてでも、広く分配することが望ましい」と話しました。

大西市長は、販売方法の変更を要請する意向を示しました。

市長から抽選販売などを〝お願い〟された事業者側は

では、これから販売する事業者は、どうするのか聞きました。

販売を予定している事業者の一部です。

今日(24日)、話を聞いたところ、販売方法を抽選にすることは「現実的ではない」という事業者がありました。

その大きな理由が『印刷物』です。

健軍商店街とイオン九州は、それぞれ、プレミアム付き商品券の販売を知らせるチラシが消費者に出回っているため、今から、チラシの記載と大きく異なる販売方法にすることは難しいと話しています。

「イオン九州」は販売開始まで何日かあるので、できることをやるとしています。

一方「ミスターマックス」は販売方法を検討して、販売日も含めて再度調整するとしています。3月2日から販売予定ですが、変更の可能性があるということで対応に追われています。

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