「じつは不便だった…」洗面所と脱衣所を分けて気づいた“想定外のデメリット”2つ:2025年殿堂入り《住まい》記事3位
2025年の年間ランキング記事を振り返ります。【2025年住まい部門3位】に輝いたのはこちらの記事でした。
近年、人気の高い「洗面所と脱衣所を分ける間取り」。5年前に4LDKの一戸建てを建て、3人の子育てをしている日刊住まいライターも、「生活上のトラブルを防いでプライベート空間を守れるように」という思いから、洗面所と脱衣所を分けたそう。しかし、5年住んでみて、メリットと同時に想定外の「デメリット」もあったといいます。今回、洗面所と脱衣所を分ける際、気をつけておきたいことについて、ライターが詳しく語ります。
※ 記事の初出は2025年11月。価格や年齢など、記事の内容は執筆時の状況です。

洗面所と脱衣所を分けたことで感じたメリット

夫婦と14歳、12歳、3歳の子どもの5人で暮らすわが家は、5年前に4LDKの2階建て住宅を大手ハウスメーカーで建てました。その際、今後思春期を迎える長女と二女がいるため、プライバシー保護を考慮し、洗面所と脱衣所を分けることに。その結果、2つのメリットを実感しました。
・洗面所を使いたいときに使える
・脱衣所を使っている人のプライベート空間が守られる
これで、家族みんなが気持ちよく過ごせると思っていたのですが……。
住んでわかった「意外な落とし穴」も…

洗面所と脱衣所を分ける際に考えたのは「洗濯機の設置場所」です。
悩んだ末に、利便性を重視して洗面所側に設置。その理由は、下着や汚れがひどい洋服を洗面所で手洗いし、そのまま洗濯機へ投入するためです。
しかし、よかれと思って洗面所と脱衣所を分けたものの、実際に生活してみると、想定外の「デメリット」が見えてきました。
●1:洗濯物を回したいときに回せない

わが家では、脱いだ洋服などをすぐに入れられるように、洗濯カゴを脱衣所に置いています。
その結果、脱衣所のカギがかかっていると、洗濯カゴが取れず、家事のタイミングがずれてしまう問題が起こりがちに。
●2:脱衣所にある忘れ物を取りに行けない
また、脱衣所にカギがかかっている場合、うっかり忘れ物をすると、すぐに取りに行けません。急ぎでなければ問題ないのですが、すぐにでも忘れ物を取りたいときは、入浴中の家族に声がけをしてカギをあけてもらう必要があります。
そのため、入浴している家族にとってもストレスになり、落ち着いて過ごせないという困った事態に。
洗面所と脱衣所を別にする前に「やるべきこと」3つ

洗面所と脱衣所を別にするのは、メリットがある一方で、暮らしてみないとわからない問題点もあります。想定外の事態を招かないように、事前にやっておいた方がいいポイントをまとめました。
●1:設計時にメリットとデメリットをメーカー担当者に確認
設計段階で、メーカーの担当者に、洗面所と脱衣所を分けたときのメリットとデメリットを確認すればよかったと反省しました。
とくに、洗濯機の位置はライフスタイルに影響します。洗面所と脱衣所、どちらに洗濯機を置くと便利なのかアドバイスを受けていたら、納得のいく選択ができていたかもしれません。
●2:家族のライフスタイルに合っているのかを検討
洗面所と脱衣所を分けたときに、家族のライフスタイルが崩れないよう、しっかり検討する必要があります。
洗面所や脱衣所は、どの時間帯にだれが多く使う傾向があるのか、普段の生活パターンを思い返すとよいかもしれません。
●3:洗面所と脱衣所を分けている経験者に話を聞く
親戚やまわりの友人など、洗面所と脱衣所を分けている家庭があれば、実際に暮らしてみて感じていることを教えてもらうのも有効です。ありのままの意見は、検討する過程でよい材料になるでしょう。
洗面所と脱衣所を分けると、家族それぞれが快適に使える点が魅力です。
ただし、洗濯機をどちらのスペースに設置するかで、生活の流れを妨げるケースもあります。
すぐに取り入れるのではなく、メリットとデメリットを深く検討し、普段の生活パターンを具体的に考慮したうえで話を進めるべきだと痛感しました。
これから家づくりをされる方の参考になればうれしいです。
