40代を迎えて貯蓄額は「500万円」です。20代のころは「1000万円」を目標にしていたのですが、実際に達成できている人は多いのでしょうか?

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「特定の年齢に達するまでに一定の貯蓄をする」という目標を立てている人は少なくないでしょう。今回のケースでは、40代で貯蓄額1000万円を目標にしていた人が登場します。 しかし、実際に40代になると、目標の半分にしか達していません。同じように、目標は持っているものの、金融資産を思うように築けていないケースは多いようです。本記事では、40歳の男女を対象に行われたアンケートを基に、貯蓄に関する現状をご紹介します。

40歳の生活資金に関する現状

ヒューマンホールディングス株式会社が、1985年生まれの男女1000名を対象に「40歳のキャリア実態と『なりたい自分』意識調査2025」を実施しました。
調査によると、20代で想定していた40歳時の貯蓄額と、実際に40歳を迎えたときの貯蓄額には、表1のような乖離が見られました。
表1

貯蓄額 20代における割合 40歳時点での割合 割合の差 0円 5.2% 9.1% 3.9% 1~100万円未満 2.9% 16.6% 13.7% 100~200万円未満 3.0% 8.6% 5.6% 200~300万円未満 6.1% 7.8% 1.7% 300~400万円未満 6.1% 7.7% 1.6% 400~500万円未満 10.3% 6.9% 3.4% 500~600万円未満 13.4% 5.9% 7.5% 600~700万円未満 4.7% 3.7% 1.0% 700~800万円未満 3.7% 2.9% 0.8% 800~900万円未満 2.2% 2.4% 0.2% 900~1000万円未満 8.7% 3.5% 5.2% 1000~1500万円未満 17.6% 9.7% 7.9% 1500~2000万円未満 3.7% 4.4% 0.7% 2000~3000万円未満 5.5% 5.0% 0.5% 3000~5000万円未満 4.3% 3.5% 0.8% 5000~1億円未満 1.5% 1.9% 0.4% 1億円以上 1.1% 0.4% 0.7%

出典:ヒューマンホールディングス株式会社「40歳のキャリア実態と『なりたい自分』意識調査2025」を基に筆者作成
20代のころに想定していた貯蓄額で割合が最も高かったのは「1000~1500万円未満」のゾーンです。一方、40歳でそれだけの貯蓄額を有していた人の割合は「9.7%」でした。割合の差は7.9%です。
今回のケースでも、20代では「1000万円」を目標にしていたものの、実際は500万円にとどまっています。

40歳時のリアルな貯蓄額は「1~100万円未満」が多い

表1によれば、40歳での貯蓄額で割合が最も多かったゾーンは「1~100万円未満」です。これに対し、20代でこのゾーンを想定していた人は2.9%でした。割合の差は13.7%に達します。
同調査によると、老後の生活資金に不安を感じている人の割合は「75.0%」です。定年まで20年以上ある40歳時点でも、多くの人が将来に不安を抱えていることが分かるでしょう。

老後資金を増やすコツ

老後資金に不安があるなら、資金を増やす努力をすることが重要です。具体的には、次のような方法が挙げられます。


・無駄な支出を減らす(収支の現状確認、固定費のカット、自炊など)
・収入を上げる努力をする(スキルアップ、資格取得など)
資産運用を視野に入れる(NISA投資信託、ETFなど)

支出を減らすだけでも相対的に貯蓄額が増えます。収入を増やせばさらに貯蓄に回せる余裕が生まれるでしょう。
資産運用にはリスクもあるため慎重さが求められますが、知識を身につけて賢く運用すれば、金利の低い商品よりも利回りよく運用できる可能性があります。

20代での想定貯蓄額を達成できていないケースは多い

20代のころに想定していた貯蓄額を、40歳時点で達成できていないケースは多々あるようです。20代のころは「1000~1500万円未満」のゾーンをイメージしていた人が最多ですが、その額を達成している人は約10人に一人でした。
40歳になって過半数の人は老後の生活に不安を抱えています。老後資金に少しでも余裕を持たせるためには、収支バランスの見直しや資産運用など、具体的な対策が必要かもしれません。
 

出典

ヒューマンホールディングス株式会社 「40歳のキャリア実態と『なりたい自分』意識調査2025」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー