この記事は以下の動画を基に、動画投稿者の承諾を得た上で、AIライターが執筆しております

「AIはパイロットに代わって航空機を操縦できるか?」と題した動画で、ベテラン航空評論家・杉江弘氏と、フリーアンサーの笠井さやかさんが、AIが民間航空の操縦を担える可能性や、その課題を徹底的に語った。杉江氏は「これからはAIが飛行機を操縦する時代だからヒューマンエラーも心配ない、なんて意見をよく聞く」と語り、おなじみの疑問に切り込んだ上で、「AIがパイロットに代わることは無人化、その一歩手前にワンマンパイロット制導入の動きがある」と昨今の業界動向を解説。エアバスやボーイングは、短距離便でのワンマン運航、長距離便での2人乗務化を進め、欧州航空安全機関も2027年のワンマン運航実現を目指し国際機関に働きかけていると紹介した。

しかし杉江氏が重視したのは「パイロットが1人では緊急事態に対応できない危険性」だ。その例として、1998年のスイス航空111便事故や、コックピット内自殺が関与したとされる過去の墜落事故を挙げ、「緊急時は操縦や管制連絡、客室連携など多くのタスクがあり、1人では“とてもとても危険だ”」と警告。「人のようなパイロットでいいわけがない、どう考えたって」と、強い懸念を示した。

さらに議論は、AIがパイロットの代役となることに現実味があるのかという点へ。「軍用機では遠隔操縦が進んでいるが、時々墜落している。民間航空で1万回に1回でも墜落は許されない」と述べ、「AIが想定外の危機や人間の五感、第六感に基づく判断を完全再現するのは常識的に考えて難しい」と断言。その根拠として英国の研究チームによる調査を挙げ、「仕事がマニュアル化しやすい条件を満たさなければAIで代替できない。危機管理や接客、人間の直感によるサービス業務など、“AIが最後まで取って代われない仕事”が確実に存在する」と分析した。

杉江氏は最後に「民間航空機へのAI導入は無駄な議論。リアルな危機管理や安全対策強化にこそリソースを投入すべき」と自らの見解を強調。「AIに身を委ねるのは、やっぱりちょっと不安ですね」という笠井さんのコメントにも同意した上で、業種ごとの技術導入の慎重な判断を呼びかけつつ、ディスカッションを締めくくった。

チャンネル情報

杉江弘の航空チャンネル、2025年4月18日よりスタートしました。元JALパイロットで長年機長を務めていた杉江弘が、航空評論家、ノンフィクション作家として世界の航空事情や航空機事故さらには企業ガバナンスなどを「独自の視点で解説」 新たな価値を創出し続ける持続可能なチャンネルを目指します。