なぜ英2部に日本人集結? 坂元達裕がロンドンから1時間の都市で感じる圧倒的な熱量「めちゃくちゃ良い舞台」「サポーターも人生を懸けている」
1歩1歩階段を上がるなか、2022年1月にベルギー1部オーステンデヘ移籍。そして2023年7月からイングランド2部コベントリーでプレーしている。
【#1】「また届かないか」開きかけたプレミアへの扉――坂元達裕が今、思うこと。ランパード監督も認める28歳が欧州で躍動する理由が垣間見えた
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コベントリーはイングランド中部、ウェスト・ミッドランズ州の都市の1つ。ロンドンから電車で約1時間の場所にある。「他の選手はちょっと離れた街に住んでたりするんですけど、僕はコベントリーの街の中に住んでいる」という坂元は、日々街の盛り上がり、温かさをダイレクトに感じているようだ。
「コベントリーはめちゃくちゃ声を掛けてくれますね。サポーターがすごく熱いです。イングランドはサッカーの歴史が本当に長くて、彼らが生まれた時からコベントリーのチームが街に根付いているので、ほぼみんなサッカーファンです。隣人もみんな僕にすごく良くしてくれて、すごく過ごしやすいです。
プレーしていてもサポーターの熱量をめちゃくちゃ感じます。彼らもサッカーに人生を懸けているというか、サッカーが人生の中でのすごく大きなものの1つになっているので、悪かったらすごく叩かれますし、良かったらすごく称えてくれます。そこは楽しいですね」
コベントリー1年目の2023-24シーズン、骨盤骨折の大怪我を負った。坂元は「シンプルに『サッカー人生が終わったかな』と思いました。ここまでしっかりと戻って来れて良かったです」と噛みしめると同時に、復帰戦でのサポーターの振る舞いに心から感謝している。
「すごく感慨深いものがありましたね。そんなに早く帰って来れるとは思っていなかったですし、サポーターの方から温かい声をすごくいただいて、すごく嬉しかったですね」
以前に比べ、チャンピオンシップ(イングランド2部)でプレーする日本人選手が大幅に増えている。その背景には労働ビザ取得の一部緩和に加え、世界最高峰プレミアリーグまでの物理的な距離の近さがある。
「すごく良い舞台だと思います。昇格すればプレミアですし、めちゃくちゃ良い舞台ですね。僕らが日本でやっている時は、チャンピオンシップに1年目から行くのは、規制とかもあって中々難しかったと思うんですけど、今はそれが緩和されて、ダイレクトで来れるようになったので、若い選手にとってはめちゃくちゃ良いリーグだと思っています」
当然、日本人対決は大きな刺激になる。また、同胞の存在は、異国での生活において大きな助けになる。
「大橋祐紀(ブラックバーン)や斉藤光毅(QPR)は特に仲良くしています。去年で言うと三好康児(元バーミンガム、現ボーフム)が近くに住んでいて、毎週のように会っていたので、そういう選手たちと対戦するのはすごく刺激になりますし、負けたくない思いは強いですね。去年から急に日本人が増えて、対戦する機会も増えたので、そこは楽しみながら、刺激を受けながらお互いできていると思います」
フランク・ランパード監督のもと、愛するサポーターと共に2000-01シーズン以来のプレミアリーグ復帰へ。日本からやってきた背番号7にコベントリーの街中が期待を寄せている。
取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
