前半途中の退場劇でサウジアラビア代表が劣勢に【写真:Getty Images】

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アウェーで中国と対戦

 サウジアラビア代表は、現地時間9月10日に北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第2戦で中国代表と対戦。

 前半途中にサウジアラビアMFが中国選手の腹部を足裏で蹴り上げ退場した。ファンからは「何してるんだ」「退場は妥当」と注目が集まっている。

 サウジアラビアは最終予選で日本、中国、バーレーン、インドネシア、オーストラリアと同組。5日に行われたアジア最終予選の初戦インドネシア戦ではホーム開催ながらも、1-1のドローに終わっていた。

 第2戦の中国戦では勝利が是が非でもほしいサウジアラビア。しかし、前半14分、左からの中国のコーナーキックのボールをサウジアラビアDFアリ・アラジャミが頭で触ると、オウンゴールとなってしまった。

 さらにサウジアラビアボールでキックオフされた直後、ドリブルをしたMFモハメド・カンノは、囲まれてファウルで止められて転倒。その際に近くにした中国MFジャン・シャンロンの腹部を足裏で蹴り上げ、VAR(ビデオ・アシスト・レフェリー)介入の末、カンノにはレッドカードが提示された。

 この退場プレーにSNS上では「何してるんだ」「退場は妥当」「さすがにあほ」「いらないプレーだった」「面白い展開になった」とコメントが寄せられた。それでもサウジアラビアは同39分にコーナーキックのボールをDFハッサン・カディシュが頭で合わせて同点に追い付き前半を折り返した。

 さらに後半は数的不利で守る時間がありながらも、試合終了間際の同45分に再び右からのコーナーキックにカディシュが頭で叩き込んで逆転に成功した。アディショナルタイムも守り切ったサウジアラビア中国相手に2-1で勝利を収めた。(FOOTBALL ZONE編集部)