「ネタは全部ディレクター」芸人たちが語った『エンタの神様』“あり得ない”舞台裏
2003年4月19日から放送された『エンタの神様』(日本テレビ系)は、「ヒロシ」や「ですよ。」などいわゆる“一発屋”と呼ばれる“キャラの濃い芸人”をたくさん輩出している。お笑いの一大ブームを築いた番組だが、その一方で功罪の裏側を暴露する芸人も多い。
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次長課長・河本準一が語った裏側
例えば2021年には、次長課長・河本準一が自身のYouTubeチャンネル『河本じゅんちゃんねる』で番組の裏側について言及。
「河本さんは、『【エンタの神様】次長課長のネタ。総合演出、五味一男さんを語る!』と題した回で《僕のお笑い人生の中でも一番喧嘩したかな》《ディレクターと1番揉めたのがエンタの神様》と話しています。お互いが譲れない部分があり、よりいいものを作るために《いい意味で揉めさせてもらった》というのです」(芸能ライター)
さらにオリエンタルラジオ・藤森慎吾が、《エンタの神様で、自分たちの武勇伝のネタは1つもなかった》《全部ディレクターと作家が考えたネタなんです》と語っていたと暴露している。
『エンタの神様』がブレイクのきっかけとなり人気芸人の仲間入りを果たしたアンジャッシュも、2018年のマイナビニュースの取材に対し《毎週ケンカしてましたね。今だから言えますけど、収録の日の朝まで“出ません”とか言ったこともあったんです》と暴露。
同取材では続けて《やっぱりテレビでネタをやるのがどういうことかというのを叩き込まれて、テレビというものを全部教えてもらった感じですね》と、制作側との衝突もあったものの、結果的には感謝していると話していた。
アンジャッシュと喧嘩していた総合演出
当時アンジャッシュと喧嘩していたのは総合演出の五味一男氏だったのだが、実は今年6月16日に陣内智則もYouTubeチャンネル『たっく―TVれいでぃお』で五味氏について語っている。
「陣内さんは《エンタの神様って結構みんなね、ボケを指定されたりされたのよ》と切り出し、例えばスリムクラブの“いいよ〜”や羽田陽区の“〜斬り 残念!”と叫ぶネタ、小梅太夫の“てんてけてんてん”というリズミカルなネタも、総合プロデューサーである五味氏の指導でできたものだと明かしています」(前出・芸能ライター)
収録についても《一言一句間違えずにリハをやって》《本番で間違えたりしたらリハを使うかもう一回撮り直しをする》とかなりストイックであったことを披露。
作品に情熱を注いでいる人たちの集まりだからこそ、良い意味で衝突は避けられなかったのかもしれない。