圧巻のバーディ締め! …だったが、このあと困ったことに?(撮影:佐々木啓)

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<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終日◇27日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6487ヤード・パー72>
最終日スタート時のトップとの差は5打。そこから9個のバーディ(2ボギー)を奪いトータル15アンダーの首位タイでホールアウトした勝みなみだったが、プレーオフで山下美夢有に敗れた。
1打差を追っていた土壇場の最終18番で、圧巻のプレーを見せた。13メートルほどのバーディパットを決め、山下に並んだ。グリーンを取り囲むギャラリーからは爆発音のような歓声があがる。“意地の一打”のようにも思えたが、本人に聞くと少し“事情”が違った。
「最後の方がゆるやかなフックラインでその計算が難しいから、もう打っちゃえーって(笑) 。美夢有ちゃんが16(アンダー)だと思っていて、これを入れたら2位確定か、って。それで上がったら1位だったら、こりゃ困ったなってなりました。ちょっとビックリ」
ボードも見ずラウンドを進めていたため、望外のプレーオフに突入。しかしその1ホール目で、セカンドショットが右に飛ぶミスが出て万事休した。そしてこのショットは、来週戦う来季の米ツアー予選会(Qシリーズ)への、ちょっとした“不安材料”にもなる。
「あのミスが出てて、プレーオフの2打目で修正できればいいイメージでアメリカにいけるのにと思ってたけど出てしまった。タイミングかな。そこを修正してアメリカにいきたいですね」。その予選会への調整という意味もあった大会で出た課題を、しっかりと意識する。
惜敗には、もちろん悔しいという気持ちもあるが、ただやりきったという感覚も強い。スタート時の5打差を埋められたことは、大きな自信になる。むしろ不安よりも、自信のほうが強い。10月のメジャー大会「日本女子オープン」で連覇を達成。これも含め2勝を挙げたシーズンについては「70点くらい」という自己評価をくだす。減点理由は「3勝以上したかった」から。ここには悔いを残すが、いい形で米国に渡れそうだ。
あすには日本を発ち、現地時間月曜日から米国で準備を整える。「自分に何かが足りなかった。その理由をつかみたい。アメリカは日本と雰囲気も違うと思う。そこでも活躍できるよう、いろいろ考えながらゴルフができたらいいなと思います」。この後の計144ホールを回るタフな予選会に向けても、またその先の新たな挑戦を考えても、大きな糧になる2位だった。
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