「スポーツカーは、カルチャーです。」のキャッチコピーで登場した“86”

トヨタ GR86

ソフトトップのオープン2シーター車『MR-S』が2007年7月に販売を終了して以来、スポーツカーをラインアップしていなかったトヨタは、2012年4月に発売した『86』でふたたびスポーツカー市場に参入しました。

86は「スポーツカーは、カルチャーです。」というキャッチコピーを掲げ、かつてトヨタが販売していた『ハチロク』の愛称で知られるスポーツカー、AE86型の『スプリンタートレノ』および『カローラレビン』のような車になることを目指したモデルです。

スポーツドライビングの技術を磨いたり、豊富なパーツからカスタマイズを楽しんだりといった、スポーツカーの楽しみ方を味わえる車として、日本国内だけでなく海外市場でも大ヒット。

2021年10月には2代目となるGR86がデビュー。現在は半導体不足による生産遅れから注文受付を2022年8月21日を以て終了してしまったものの、月販目標台数の700台を大きく上回る順調なセールスを記録していました。

GR86もカスタマイズパーツが豊富に登場

前述のとおり、『86』はカスタマイズパーツの豊富さも魅力のひとつとなっています。

AE86型や先代86と同じく、GR86も発売前から複数のメーカーからカスタマイズコンセプトが発表され、その後も多くのパーツメーカーからさまざまなカスタマイズパーツが発売されました。

サーキット走行を前提としたパフォーマンス重視のボディキットや、他メーカーのスーパースポーツのような外観にできる見た目重視のボディキットなど、多種多様なカスタマイズパーツがあるため自分好みの1台を作り上げることが可能です。

こうしたGR86向けのカスタマイズパーツは、HKSやBLITZ、TRUSTなど大手はもちろん、小規模なメーカーからも登場。日本国内だけでなく、海外のパーツメーカーもGR86向けのカスタマイズパーツを製造しています。

カリフォルニアのエアロパーツメーカーが手掛けたGR86

出典:www.adro.com

カリフォルニアでカスタムボディキットの設計を行っているエアロパーツメーカーのADRO社(Aerodynamic Development Race Optimizatio)が手掛けたGR86は、ダウンフォースの増加によるコーナリング性能の向上にフォーカスしたボディキットを装着しています。

ADRO社は、高級車ブランドのコンセプトカーデザインを担当したデザイナーや、元ウィリアムズF1の空力エンジニアといったキャリアをもつ技術者たちが集まったブランドで、いわば空力のスペシャリスト集団。

ADRO社のワイドボディキットを装着したGR86は、前後にオーバーフェンダーを装着し、フロントで約13センチ、リアで約15センチのワイド化を果たしています。

前後のバンパーはダウンフォースを生み出す形状が与えられ、見た目にもスーパースポーツに匹敵する迫力を獲得。リアトランク上に設置されるGTウイングはスワンネック形状を採用し、約177km/hで113kgの強力なダウンフォースを発生します。

2022年11月に発売予定

出典:www.adro.com

ADRO社がGR86向けに用意するボディキットパーツは以下の全8種で、これらは2022年11月に発売予定だとしています。

■ADRO GR86 ボディキット
フロントバンパー(FRP)
フロントリップスポイラー(カーボン)
フロントオーバーフェンダー(FRP)
サイドスカート(カーボン)
エアベントカバー(カーボン)
リアディフューザー(カーボン)
リアオーバーフェンダー(FRP)
スワンネックGTウイング(カーボン)

GTウイングを除いたボディキットの価格は4,750ドルで、単体販売でのGTウイングの価格は2,450ドル。発売は2022年11月を予定しているとのことです。

ADRO社が販売するのはボディキットのみとなっています。