李登輝元総統の次女、李安妮(りあんじ)さん

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(東京中央社)安倍晋三元首相の国葬に参列する李登輝(りとうき)元総統の次女、李安妮(りあんじ)さん。生前親交があった両氏は、師弟であり友人であり、父子のようでもあったという。27日の国葬では、安倍氏と父親である李登輝氏に「安心してください。私たちは正しいことをし、正しい道を歩みますから」と伝える。

安妮さんは日本に到着した26日、宿泊先のホテルでメディアの取材に応じた。東京・永田町にある「ザ・キャピトルホテル 東急」で、2015年に李登輝氏と安倍氏が極秘に会談した場所だ。両氏が顔を合わせたのはそれが最後になったという。

李登輝氏は15年に訪日。当時首相だった安倍氏が同ホテルを訪れ、30分ほど会談した。同行していた安妮さんは、安倍氏は謙虚で親しみやすい人柄だったと振り返る。

師弟のように、安倍氏は李登輝氏に政治の教えを請い、友人のように経験を分かち合った。そして、父子のように互いの家族を気にかけ、健康を願った。安妮さんは安倍氏と同年に生まれたこともあり、両親は安倍氏を息子のように思っていたという。母であり李登輝氏の妻である曽文恵夫人からは安倍氏の遺族に宛てた手紙を預かった。

「台日友好において重要な役割を担った2人が縁に導かれ、素晴らしい交流を持ち実を結んだ。より豊かな結果になると期待していたタイミングで、2人ともこの世を去ってしまった。これは神が与えた試練だと思う」。台湾と日本には、その役割を担いたいと願う若者が多くいると安妮さんは語った。

自身が董事長(会長)を務める李登輝基金会は、今後3〜5年以内に「李登輝記念図書館」を台湾大の敷地内に開設するとも話した。台日関係を深く知ることができる場所を若者に提供できればとの考えを示した。

(楊明珠/編集:楊千慧)