2021年4月に発表されたGR86。トヨタ 86の2代目モデルとして登場し、発表時から大きな話題となったクルマです。

国産車の中では数少ない、身近なスポーツモデルの86ですが、最近色々なところから気になる情報が多数流れてきました。GR86に何が起こっているのか、見ていきましょう、

GR86にエンジンブローのおそれ?ネットで話題に

最近SNSでは、GR86のエンジンブローが話題になっています。

初代86(ZN6型)でも、エンジン内のバルブスプリング交換や燃料ポンプ交換のリコールが発生していた過去がありました。新型のGR86にもエンジンの不調があるというのは、不安になるところです。

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不具合は製造工程が原因なのか、それとも使用状況によるものなのか、今のところ断定できる情報はありません。

ただし、1つや2つではないGR86のエンジンブロー報告。当該車種に乗っているユーザーには、心配な日々が続きます。

原因はオイルパンのシールパッキン?自分で直せるの?

いくつかのエンジンブロー報告を見ていくと、ブローの原因が判明しているものがあります。

エンジン修理作業を行っている専門業者から挙げられている原因は、オイルパンのシールパッキンが剥がれ、エンジン内部のストレーナー(配管)に詰まるというものでした。

エンジンオイルの量をチェックするためのレベルゲージに、シールパッキンの一部が付着していた車もあるようです。

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シールパッキンが剥がれ落ちる原因の一つに、シールの量が多いことを挙げる声もありました。

GR86のエンジンオーバーホールを行っている業者様からは、エンジンの部品同士の隙間を埋めるために塗布される液体ガスケット(シール)が、何らかの原因で多く塗布され、エンジンの内側へはみ出たものがストレーナーやオイルポンプに詰まっているのではないか、という見解も。

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この現象に走行距離などはあまり関係が無いようで、1,000㎞未満の個体でもエンジン内からシールパッキンが発見されているケースもあるようです。

いずれにしても、エンジン内部で起こっていることで、一般ユーザーが点検を行いわかるようなものではありません。問題が発生しても、自分で修理することは、ほとんど不可能です。ディーラーや専門業者へ相談し、修理してもらうほかありません。

ボディの塗装剝がれのおそれも……

エンジンブローの他にも、GR86では塗装剥がれの報告も相次いでいます。

画像提供:Nats 様/Twitter

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問題が発生しているのは、リアテールランプとリアバンパー、Cピラーが隣り合う部分。テールランプとボディとのクリアランス(空間)が少ないことが原因の1つとして考えられています。

走行中の振動などで、テールランプとボディが接触し、塗装の一部が剝がれてしまうというものでした。

テールランプ付近で気になる傷や剥がれを見つけたら、ディーラー等へ相談してみましょう。リアバンパー交換などの対応がとられている例もあります。

リコールになる可能性は?

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エンジンブロー(シール剥がれ)、塗装剥がれ双方の問題について、取材を行ったディーラーでは、問題認識をしていないため、今すぐにリコールなどの対策がとられるということは無いようです。

ただし、一つ一つの問題に対しては相談を受け対応していくということですので、ユーザーの方は、おかしいなと思ったら、まずはディーラーへ相談してください。

特にエンジンブローに関しては、発生すると安全な走行ができなくなる恐れがあります。早期の原因究明と、確実な対策が行われることを待ちたいところです。