【前園真聖コラム】第394回「オーストラリア戦はドリブラーがゴールへの道を切り開く」
この試合の展開で、僕が一番避けてほしいと思うのは0-0の状態が長く続くことです。もし両チームとも無得点という時間が続けば、引き分けでもいい日本は攻めるか守るか判断が難しくなります。その迷いは敗戦に結びつくと今回の最終予選が教えてくれました。
もちろん先制点を奪えば気分も楽になるでしょう。相手も焦るのでさらに突き放すことも出来ます。そういう展開が理想ですが、僕はその次に、まだ時間があるときに相手に先制されたほうがまだいいと思います。そうすれば日本は開き直ってプレーできるので勢いを取り戻せるでしょう。そういう試合の流れが大切になるはずです。
一方で不安材料も残っています。というのは、鎌田大地と堂安律を外したことで、システム変更するときのオプションを少なくしたということです。
森保一監督はたぶん4-1-4-1でスタートすることでしょう。柴崎岳が入っているので、途中からダブルボランチにして4-2-3-1にすることも想定しているのでしょうが、その場合、トップ下に配置できる選手の選択肢が少なくなりました。そのため相手から読まれやすくなったのではないかと思います。
もっともそんな心配な点があっても、今はとにかく勝つだけです。日本代表の素晴らしい戦いを期待しますし、この試合でワールドカップ出場を決めてほしいと思います。
(写真提供:日本サッカー協会)
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1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。