再婚した旦那が、亡くなった元奥さんのことを忘れていないようです_013

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前回からの続き。これは10年前くらいの話だ。俺は大学のサークルで「サキ」と出会った。賑やかなサークルの席でも、いつも端の方でニコニコしている控えめな女性だった。

俺の未来にはこの先もずっと「当たり前」のようにサキがいるものだと、そう思っていた。社会人になってサキと結婚し、幸せな毎日を送っていたのに、それはある日突然黒い雲に覆われてしまった。

医者:「残念ながら奥さんは、長くてもあと半年――」

医者の言葉に頭を鈍器で殴られたような衝撃を受けた。



彼女の笑顔はサキの好きだったひまわりのように明るく。マイに接していくうちに、俺の凍った心も少しずつ解きほぐされていった。そのうち前向きにマイとの未来を考えるようになった。



サキとの別れは身が引き裂かれる思いをしたが、大切なことを教わった。その気持ちをめいいっぱい抱えて、今度はマイと子どもと生きていくって決めたんだ。幸せにならないといけない。サキのためにも、マイと子どもたちのためにも――。

マイとふたりで墓参りに行き、サキの好きだったひまわりの花を供えた。サキ、「幸せになる」っていうお前との約束は、必ず果たすから見ていて欲しい。そう手を合わせると、どこからともなく「がんばって」という声が聞こえた気がした。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よし田 編集・荻野実紀子