仏自動車耐久レース出場の台湾チーム、車体の「国旗」変更求められる=「ハブオート・レーシング」のフェイスブックページより

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(台北中央社)フランス西部ルマンで21日に始まった伝統の自動車耐久レース、ルマン24時間に出場している台湾のチーム「ハブオート・レーシング」が試合開始前、大会側からの要請で、車体にあしらった中華民国(台湾)の国旗「青天白日満地紅旗」の装飾を変更していたことが分かった。

同チームは今年、独ポルシェから支援を受け、LMGTEプロクラスに出場。チームを創設した陳漢承さんは大会前、海外の人々に台湾を見せたいと意気込んでいた。国旗はボンネットの部分にあしらわれていた。

だが、中国のネット大手、テンセント(騰訊)が突如、同大会の生配信中止を決定し、議論を巻き起こした。

同チームはフェイスブックを通じて中央社の取材に応じ、国旗を台湾のオリンピック委員会の旗に変更するよう求める文書を陳さんが大会側から受け取ったと説明した。

(曽婷瑄/編集:楊千慧)