中国では、過保護に育てられた「温室育ち」の子どもが非常に多いと言われ、この点を問題視する意見も少なくない。中国メディアの百家号はこのほど、「日本は教育強国である」と主張する記事を掲載し、その根拠は「日本の幼児教育を見れば分かる」と主張した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では、過保護に育てられた「温室育ち」の子どもが非常に多いと言われ、この点を問題視する意見も少なくない。中国メディアの百家号はこのほど、「日本は教育強国である」と主張する記事を掲載し、その根拠は「日本の幼児教育を見れば分かる」と主張した。日本の幼児教育から中国が学べる点について紹介している。

 記事はまず、日本の子どもは3才にもなると、自分で服を着替え、自分で食事をし、生活の多くのことを自分でするようになると紹介した。これは、小学生になっても食事の時はスプーンで口まで運んでもらい、着替えの手伝いが必要な子どもが少なくない中国とは大きく異なっている。

 では、日本の幼児教育にはどのような特徴があり、中国人が「学ぶべき」と感じるのはどのような点なのだろうか。記事が「中国人が学ぶべき」と主張したのは「集団意識」を培わせる教育であり、団結力だと指摘した。中国は個人主義的な風潮が強い社会と言えるが、記事は日本人がルールをよく守り、「団結」して1つの目標に向かっていけるのは、日本人が幼少の頃から「集団意識」を形成する教育を受けているためであると指摘した。

 しかし、日本の「集団意識」を重視した教育は、子どもの「個性を育てる」うえで不利なのではないかと不安に思う中国人もいるようだ。この点について記事は、日本の幼稚園の中には各教室に自由に出入りできるようにしたり、園内に多くの植物を植えて大自然と触れ合う機会を設けたり、意図的に不便な設計にすることで子どもたちに考える力を付けさせているとし、子どもの個性を育みつつ、集団意識も培わせるのは可能だと伝えた。

 中国は2020東京五輪で計88個のメダルを獲得したが、中国は団体競技より個人競技の方が強い傾向がある。中国国内でもバレーボールやバスケットボール、サッカーなどの団体競技では良い成績を残せていないことを指摘する声は多いが、中国人が集団意識を養う教育を取り入れた時には、こうした競技の成績も変わってくるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)