ボージョレ・ヌーヴォー 天候に恵まれた「太陽のワイン」 間口拡大へ重点展開 メルシャン

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メルシャンは、今年も解禁日である11月19日からアルベール・ビショー社の「ボージョレ・ヌーヴォー2020」を発売する。今年はコロナ禍の影響で生産も厳しい状況だったが、天候に恵まれ「太陽のワイン」とも呼べるフルーティーなワインに仕上がったという。

今年のワイン市場は業務用が落ち込む一方で家庭用が伸びたものの、直近では落ち着き、1〜9月は前年同期比90%となった。

メルシャンは業界の課題とされてきた間口拡大に取り組み、オーガニックワインが186%と大きな伸びを見せ、また「おいしい酸化防止剤無添加 シードル」158%、「メルシャンスパークリング アルコールゼロ」163%と成果を上げており、1〜9月計では市場を上回る98%となった。長林道生社長は「若い人の間口がなかなか広がらなかったが、ここにきて解決してきている」とみる。さらに長林社長は「コロナ禍で苦しんでいるワイン業界、サプライチェーン、生産者の課題に寄り添い、さまざまな社会課題を解決したい」と語る。

アルベール・ビショー社とメルシャンは40年以上にわたりパートナーシップを維持。ボージョレ・ヌーヴォー製造期間中もメルシャンの社員が現地でサポートするなどし、また両社で品質や技術に関する意見交換も行われている。

今年は開花も早く、また夏は暑く少雨だったこともあり、収穫量は期待値より20%ほど下がったが凝縮感のあるブドウが収穫できたという。

3月下旬〜4月上旬にかけてワイナリーを閉鎖。その後も従業員の安全対策とワイン造りの両立が求められ、従業員の出勤体制などで苦労したが乗り越えた。アルベリック・ビショー社長は「世界中が厳しい状況だが、安心して飲めるワインを造り届ける」と意気込む。

メルシャンの受注数量は業務用市場の減少などを受けて前年比75%ほど。当初、市場減少分は1割ほどとみたが、それ以上になる可能性もあるという。

物流費などが高騰するも、価格を上げることで市場に悪影響を及ぼすことを懸念し、酒税改定分は上乗せするものの、それ以外の部分では価格を維持する。

ボージョレ・ヌーヴォー市場は減少傾向とはいえ、よく知られたイベントでもあり、間口拡大が課題の市場にとって非常に重要だと位置づけ「#ボージョレを飲もう」キャンペーンを実施。自社扱い分だけでなく、他社輸入商品でもヌーヴォー(新酒)を含むボージョレ産ワインを応募対象としてボージョレ産ワインの魅力を伝えたい考えだ。

ボージョレ・ヌーヴォー 天候に恵まれた「太陽のワイン」 間口拡大へ重点展開 メルシャンは食品新聞(食品新聞社)で公開された投稿です。