mineo「ドライブパッケージ」が面白い! カーナビ+ドラレコ+車内Wi-Fiをセットにした狙いとは

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●mineoが新サービス「ドライブパッケージ」の無料体験モニターを募集
仮想移動体通信事業者(MVNO)サービス「mineo」を運営するオプテージは3月30日、同社回線を利用した新サービス「ドライブパッケージ」の無料体験モニターの募集を開始しました。

・mineo契約中の本人
・運転免許証および自家用車を所有し、日常的に(週1回以上)運転される方
・無料体験後、商品の返却およびアンケートへの回答を約束いただける方
これらの条件で、合計100名まで募集されます。

募集期間は3月30日(月)から4月19日(日)まで。
当選通知は4月22日(水)頃となっており、無料体験期間は6月30日(火)となっています。


mineoが自動車向けサービスを始める意図とは


ドライブパッケージは、
・カーナビ
・ドライブレコーダー(ドラレコ)
・車内Wi-Fi
これらを1セットとして提供するものです。

具体的には、
・ファーウェイ製タブレット「HUAWEI MediaPad M5 lite」

・「パケット放題」(500kbps使い放題)が設定されたmineoシングルタイプ DプランのSIM
・Google Mapおよび独自開発のドラレコアプリ
これらが無料で提供されます。


●通信トラフィックの平準化によるコスト削減が同社の狙い
mineoがこのサービスに着目した背景には、同社通信回線のトラフィックの混雑事情があります。

mineoはMVNOとしてNTTドコモやKDDI、ソフトバンクといった、移動体通信事業者(MNO)の回線を借り受けてサービスを行っています。
そのため、低コストでの運用を行うには回線容量を常に必要最小限に抑える必要があります。

しかし、
・朝の通勤通学ラッシュ
・昼食時となる12時台
・夕方の帰宅ラッシュ
・夜のインターネット利用のゴールデンタイム
これらの混雑する時間帯の回線利用量にあわせて回線を増強すると、それ以外の閑散時間帯に回線利用率が大きく下がり、コスト的なムダが大きくなります。

そこで、昼間の閑散時間帯の利用率を上げ、コスト効率を向上させることを目的として今回のドライブパッケージが考案されました。


回線利用率の向上と平準化によって通常の料金プランの低廉化も可能になるかも知れない



●市場調査を徹底的に精査して見えてきたユーザーニーズ
mineoはドライブパッケージの考案に際し、ユーザーアンケートや第三者機関による市場調査内容を徹底的に精査しています。

・自動車保有者のうちカーナビ所有率は79%、ドラレコ所有者は36%
・ドラレコ非所有者のうち、所有希望者率は72%
・車内Wi-Fi利用率はわずかに13%
・車内Wi-Fi非利用者のうち、利用希望者率は50%

こういった市場調査に加え、ドライブパッケージの内容についてのユーザーアンケートでは、評価の上位に
・「便利そう」31%
・「セットなのが良い」9%
・「使い放題なのが良い」9%
こういった意見が集まっており、カーナビやドラレコ、車内Wi-Fiといったサービスがワンパッケージ化されている導入のしやすさに評価が集まっているようです。


市場調査結果を細かく精査することでユーザーニーズを探し出した


また、車内Wi-Fiが利用できる機器やサービスの競合が、非常に少ない点も強みだとしています。

例えば車内Wi-Fi用のルーター機器は、現在国内で1機種しか販売されておらず、また通信用SIMは別売りとなっています。

自動車メーカーやディーラーが提供している車内Wi-Fiスポットサービスでも、
・月々の利用料金が高い
・利用できる車種が限られている
・サービスを行っているメーカーやディーラーが少ない
・回線容量に制限がある
こういった要素が複数絡み、既に所有している自動車へ後から手軽に導入するというわけにはいかないのが実情です。


カーナビやドラレコは競合が多いが、車内Wi-Fiは競合が非常に少ない上に制限が多い


モニターテストに使われるタブレットでは、
・アウトカメラ、インカメラを利用してフロントや車内の録画
・録画しながらカーナビを利用
・車内Wi-Fiで複数人の同乗者が同時にネット利用
こういった利用を想定しています。

500kbps通信が使い放題となるパケット放題で複数人の同時利用ができるのかについては、「このモニターテストで検証していく」としています。


ナビアプリとしてGoogle Mapを利用するため、音声入力なども利用できる


正式な商用サービスの開始時期や料金については未定ですが、ユーザーの反応や評価を見ながら決定していきたいとしています。


執筆 秋吉 健