「吉本は最後までやるかもしれない」と博多大吉

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新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響で、イベントの延期や中止が相次いでいる。お笑いの世界でもイベントやライブの中止を決定する芸能事務所が多くなっているなか、 自社の劇場を複数抱える吉本興業の判断に注目が集まっている。

安倍総理大臣は26日、この1〜2週間が新型コロナウイルスの感染拡大防止に極めて重要だとして、大規模なスポーツや文化イベントなどについて今後2週間程度は中止か延期、または規模を縮小するよう要請する考えを示した。これを受けて同日夜に予定していたPerfumeの東京ドーム、EXILEの京セラドーム大阪公演が急遽中止となった。またミュージシャンのライブやイベントだけでなく、スポーツ関連のプロ野球オープン戦が無観客に、サッカーJリーグは3月15日までの全公式戦を延期するなど様々な分野に影響が広がっている。

お笑い系のライブも3月6日の「話スピードワゴン」(ホリプロコム)、3月13日の「田中裕二の野球部〜2020年予想編〜」(タイタン)など多数の中止がホームページで発表されている。そんななか「吉本は最後の最後の最後まで、やるかもしれないけど」と予言しているのが博多大吉である。

26日放送のラジオ番組『たまむすび』(TBS)内でも、「TBSも備え付けの消毒液が増えましたねぇ」と新型コロナウイルスの感染拡大に話が及んだ。吉本は大阪や東京だけでなく広島や福岡など全国に複数の劇場を持っているが、大吉は「“吉本だからいいだろう”は通用しないだろう」とこのまま営業を続けることに懸念を示す。「うちは社を挙げて、返金を嫌う企業ですから」と半笑いしつつ、大吉自身は観てくれるお客様がいるなら舞台に立つ覚悟はできているようだ。

ところで兄弟・姉妹の実力派漫才コンビ「中川家」と「海原やすよ ともこ」の2組が、吉本の劇場新看板に就任する。看板はこれまでオール阪神・巨人、宮川大助・花子、今いくよ・くるよ、中田カウス・ボタンの4組だったが、しばらくぶりに吉本の新しい顔がこの春誕生するのだ。その新看板お披露目特別公演が3月1日になんばグランド花月で予定されているが、果たしてどうなるのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)