武蔵&三浦がA代表初ゴール! 森保J、中国に苦戦も初タイトルへ白星発進
日本代表は10日、EAFF E-1選手権初戦で中国代表と対戦し、2-1で勝利した。FW鈴木武蔵(札幌)とDF三浦弦太(G大阪)が揃ってA代表初ゴール。A代表で参戦した18年1月のアジア杯、U-21代表で参戦した同年8月のアジア大会をいずれも準優勝で終えた森保ジャパンが悲願の初タイトルへスタートを切った。
海外組を招集する拘束力がないため、国内組のみで挑む東アジアのタイトルマッチ。森保一監督は東京五輪世代の12選手をA代表メンバーに組み込み、初陣ではU-22日本代表と同じ3-4-2-1の布陣を採用した。
序盤は中国の力強いロングボール攻撃に苦しめられた日本。右サイドに流れる188cmのFWドン・シュエシェンに迫力を見せられ、佐々木が後手の対応を強いられる場面も遭った。それでも粘り強い守備でピンチをしのぎ切ると、前半15分には上田のポストプレーから森島が左に展開し、遠藤が惜しいクロスを配給した。
前半17分には最初の決定機。遠藤が左サイド深くで得たFKを井手口がゴール前に蹴り込むと、ハイジャンプを見せた三浦がヘディングシュートを試みる。これはミートしなかったが、後ろから飛び込んできた畠中がダイレクトで右足一閃。強烈なシュートは右ポストに弾かれるも、形勢を優位に持ち込んだ。
その後は両チームにイエローカードが出される肉弾戦が続いたが、前半29分に試合が動いた。左サイドに開いた佐々木が縦パスを入れ、上田がトリッキーなヒールパスで森島に渡すと、そのまま駆け上がった森島がグラウンダーでのアーリークロスを配給。マーカーを振り切った鈴木がダイレクトで突き刺した。
鈴木はこれがA代表6試合目で初ゴール。前半31分、中国はDFジャン・ジーポンが橋岡の顔面にハイキックを直撃させるアクシデントがあったが、主審はイエローカードにとどめる。45分、中国はジャン・ジーポンのクロスに合わせたドン・シュエシェンのヘッドは枠を外れ、日本の1点リードでハーフタイムを迎えた。
後半は日本ペースで入り、両ウイングバックの突破で見せ場をつくる。しかし、橋岡のドリブルが大きく流れ、遠藤の左足クロスが大きく外れてゴールラインを越えると、徐々に中国の攻撃が迫力を増す。8分、三浦がクリアしたボールを拾ったDFミン・ティアンのシュートはクロスバーに当たり、命拾いとなった。
後半22分、右サイドにポジションを移していた森島の崩しから上田がペナルティエリア内を抜け出し、後方からDFメイ・ファンに倒されたが、ファウルを告げるホイッスルは鳴らされず。それでも25分、井手口の右CKに合わせた三浦のヘディングシュートがネットを揺らし、G大阪ホットラインで日本が2点のリードを確保した。
なお、三浦は出場9試合でのA代表初ゴール。後半26分、森保監督は鈴木に代わってA代表デビュー戦のFW田川亨介を起用すると、直後に遠藤のスルーパスが田川に入るもシュートには至らない。32分、遠藤に危険なタックルを食らわせたミン・ティアンにイエローカードが出された。
日本は後半34分、左から突破した遠藤のカットインシュートは惜しくも枠外。37分、セットプレーから作られたピンチは相手のシュートが枠を外れ、幸運な形で難を逃れた。40分には橋岡を下げてMF相馬勇紀(鹿島)を投入。そして45分、右からのクロスをドン・シュエシェンに決められた1点を返されたが、最後はなんとか試合を締め切った。
選手たちは先週末まで所属クラブでのリーグ戦に集中しており、8日に今大会が行われる韓国・釜山に集合した後、わずか3日間という準備期間で臨んだ一戦。そんな難所を白星でくぐり抜けた森保ジャパンがザックジャパンの2013年以来、3大会ぶり2度目の東アジアタイトルへスタートを切った。日本は14日に香港、18日に韓国と対戦する。
(取材・文 竹内達也)
