KARA出身ハラさんと元恋人の裁判結果に批判の声…国民請願が23万人を突破

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KARA出身ハラさんによって新たな動きが起きている。加害者中心の性的犯罪の量刑基準を再整備してほしいという青瓦台(韓国で大統領府)国民請願が爆発的な関心の中、20万人以上の市民が参加した。これにより、ハラさんの元恋人チェ・ジョンボム氏の控訴審裁判にも関心が集まっている。

ハラさんが11月24日、自宅で遺体で発見された。2008年KARAとしてデビューし、韓国はもちろん日本でも韓流ブームを巻き起こして、大きな人気を博したハラさんの突然の訃報は、韓国国内外のファンを悲しませた。

何よりハラさんを生前に苦しめた元恋人との裁判に関心が集まり、第1審判決に対して批判の声が相次いだ。昨年9月、恋人だったハラさんとチェ・ジョンボム氏に暴行騒動があり、同日チェ・ジョンボム氏がハラさんにプライベートな動画を送ったということで波紋が広がった。ハラさんはチェ・ジョンボム氏が動画で自身を脅迫したとして、チェ・ジョンボム氏は財物損壊、傷害、脅迫、強要、性的暴行犯罪(カメラ利用撮影)など、5つの罪で裁判にかけられた。

これについて裁判部はチェ・ジョンボム氏に懲役1年6ヶ月、執行猶予3年を宣告した。財物損壊と傷害、脅迫、強要の4つの疑いに対してのみ罪を認め、ハラさんのプライベートな写真及び動画を撮影した疑いについては無罪と判決して、論議に包まれた。その後、検察とチェ・ジョンボム氏の双方が控訴状を提出し、控訴審の裁判が行われている。

ハラさんが死去した中、ファンと世間はチェ・ジョンボム氏の第1審の裁判の結果に批判の声を上げている。罪に対する正当な処罰が下されなかったとのことだ。これに対して、控訴審裁判の結果にも関心が集まっている。第2審の期日はまだ決まっていない状態だ。

これだけではなく、青瓦台の国民請願掲示板に上がってきた「加害者中心的な性的犯罪の量刑基準を再整備してください」というタイトルの請願にも関心が集まった。「韓国の性的犯罪の処罰は、まだ加害者が中心である。性的犯罪の成立条件が“非同意”ではなく“抵抗不能なほどの暴行と脅迫”であり、これを被害者が直接証明しなければならない。また、その過程でも加害者に感情移入する捜査機関の意識が多く残っている。加害者中心的な性的犯罪の量刑基準の再整備を望む」という内容である。ハラさんに関する請願ではないが、チェ・ジョンボム氏関連の裁判に問題意識を持つネットユーザーたちが請願に積極的に参加する雰囲気が形成され、11月26日午後3時の時点で23万人以上の市民が参加した。

ハラさんの葬儀は、遺族の意向に従ってファンやマスコミには非公開で静かに行われる。ファンの弔問は、ソウル江南(カンナム)聖母(ソンモ)病院葬儀場1号室で26日夜12時(深夜)まで可能だ。

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