パナソニックがメガホン型翻訳機「メガホンヤク」! 訪日外国人を救う多言語翻訳サービス

写真拡大 (全6枚)

日本を訪れる外国人旅行者は、年々増えている。
日本政府観光局によれば、2019年6月の訪日外国人数は288万人(推計値)で、前年比6.5%増という。2020年の東京オリンピックでは、さらに数が増えると予測されている。

訪日外国人の対応で、もっとも困っているのが、言葉の壁である。
最近では、英語圏以外の旅行者も増え続けている。

パナソニックでは、そうした状況に対応できる多言語翻訳サービスとして「メガホンヤク」と「対面ホンヤク」を提供している。


■外国人の誘導とアナウンスができる翻訳機「メガホンヤク」
「メガホンヤク」は訪日外国人の対応を目的としたメガホン型の翻訳機。
翻訳できる言語は、
・日本語
・英語
・中国語(北京語)
・韓国語
この4カ国語に対応している。


「メガホンヤク」は、訪日外国人を誘導するための翻訳機


パナソニックでは、
・メガホン型翻訳機「メガホンヤク」
・メガホンヤク管理クラウド
この2つをセットにしたメガホンヤクサービスを提供している。

メガホンヤク管理クラウドとは、
誘導などで使う定型文の管理と更新を行うクラウドサービスだ。
ユーザーの要望に合わせて定型文を追加登録することができる。
またメガホン型翻訳機「メガホンヤク」のソフトウェアアップデートも、このクラウドサービスで配信される。
プリセットの定型文は、約400文。実際に使える文章は、使うワードを選択することによって、約4000パターンにもなる。

メガホンヤクサービスを実際に体験してみたが、日本語から英語への翻訳は高精度で十分に実用性があると感じた。


「避難口はあちらです。」を英語に翻訳してみた


メガホンヤクサービスは、すでにいくつかの業種で利用されているという。
鉄道やバス、空港などの公共交通では、訪日外国人に正しい情報伝達が必要となる。
メガホンヤクサービスは高精度の音声翻訳ができるため、「電車が遅れる」などの内容を音声翻訳して外国人にも知らせることができる。
本体には、繰り返し再生のボタンもあるので、通知したい内容が周知されるまで繰り返しアナウンスすることができる。

このほかにもイベントなどでの案内や誘導にも利用されているそう。
国際的なスポーツ大会や大規模な音楽イベントでは、観客に訪日した外国人も多く、警察や警備によるスムーズな誘導や的確な情報伝達において、メガホンヤクサービスは役立っている。

さらにメガホンヤクサービスは、事故などの緊急時における誘導にも活用されている。外国語を話せる人がいなくても、メガホンヤクを使うことで誘導ができるのだ。

一斉に案内や誘導する上で、正確な情報の伝達は、とくに重要となる。
もし、誤った案内をしてしまうと、大きなトラブルに繋がる危険があるからだ。




■外国人と対面で接客できる翻訳機「対面ホンヤク」
「対面ホンヤク」は、タブレット型の多言語音声翻訳サービス。
こちらも訪日外国人の対応を目的としている。
翻訳できる言語は、
・日本語
・英語
・中国語(簡体/繁体)
・韓国語
・タイ語
この5カ国語に対応している。


「対面ホンヤク」は、マイクが2つあり、対面で接客できる翻訳機


「対面ホンヤク」がタイ語にも対応している理由は、近年タイでは、日本旅行に人気があり、旅行者が多いためだ。
翻訳は、約300のプリセット定型文を含め、ワード選択で約1800パターンが利用できる。

「対面ホンヤク」は相手の顔を見ながら双方向で音声翻訳ができるのが特徴だ。
操作もボタンを押して話すだけなので簡単だ。

「対面ホンヤク」は主に、ホテルや旅館、観光案内所、駅、空港などでの利用が見込まれている。

「対面ホンヤク」を実際に試してみた。
ボタンを押して話すと、話した言葉とともに翻訳結果がディスプレイに表示される。
また翻訳結果が正しいかを確認してから、相手に翻訳を伝えることもできる。
翻訳結果を確認できるのは、間違った翻訳によるトラブルを防ぐためだ。


ボタンを押して話すと、話した言葉とともに翻訳が表示される


「対面ホンヤク」は、公共機関や法人向けの展開が想定されており、翻訳言語も、インドネシア語、ベトナム語、スペイン語、フランス語、ミャンマー語の対応も予定している。


郵便局やレンタカー、エアーターミナルなどで実際に使われている





ITライフハック 関口哲司