マインツのトゥルクAC「マテタはレヴァンドフスキを超える逸材」

ワールドカップ、欧州選手権、チャンピオンズリーグ、そしてブンデスリーガ得点王。野心に溢れるジャン=フィリッペ・マテタにとって目標設定に事欠くことはない。「全てを手にしたいんだ」そう語った22才のフランス人FWは、仏2部から加入した昨季に14得点をマークする活躍を披露。だがアンドレ・シュールレや岡崎慎司がもつクラブ記録に、あと1つおよばず「残念だった」と振り返った。
一方でマテタはマインツとの契約を早期に、2023年まで延長する決断を下しているが、このことについては「決して難しいものではなかった。ここで本当に居心地良く過ごしているし、そして自分があゆむ道をこれからも突き進んでいきたい」と、意気込みをみせた。
トゥルクAC「マテタはレヴァンドフスキを超える逸材」

かつてはマインツ、コットブス、フランクフルト、アウグスブルク、ハイデンハイムを渡り歩き、FWとしてプレーした経験をもつミヒャエル・トゥルク氏。今夏よりアシスタントコーチとして、1.FSVマインツへと復帰した43才は、なかでもジャン=フィリッペ・マテタに対する高い評価を口にしている。
「私のなかでは、今のブンデスリーガでのベストFWはロベルト・レヴァンドフスキだと思う。ただ数年後には、マテタが越えていくと確信しているよ。」そう語った同氏は、9才という年齢差があるなかで「バイエルンやドルトムントではなく、マインツというクラブで、フランス2部からきたばかりの選手がブンデスで14得点をマークして見せた」ことを強調した。
武藤嘉紀の穴埋めとして昨夏に加入した同選手。だが決して育った環境は良好な場所だったとはいえない。「たくさんの友人たちと一緒にプレーして、そこで大いに笑ってサッカーをしてきた。」と語ったものの、パリ郊外(バンリュー)でも決して評判のよくない場所であり、は犯罪率は高く、「外出すれば追い剥ぎとたくさん出くわしたもんだ」とコメント。
「でも僕は絶対に、こういう輩の一味にはならないと思い続けてきた」とも述べており、それでも友人の一人が犯罪に手を染めるようになるも「僕は決してつるむようなことはせずに、子供の頃から持ち続けた夢を追い続けたんだ」と言葉を続けている。「サッカー選手になる、という夢をね」
そしてそれはクラブのユースに所属せず、そして仏2部を経てブンデスリーガの舞台で活躍するという、異色のキャリアステップで実現。果たしてトゥルク氏の期待通り、ブンデスリーガ最高のFWの称号をレヴァンドフスキから奪い取る日が訪れるのだろうか?
