@AUTOCAR

写真拡大 (全8枚)

AUTOCAR JAPAN sponsored by Ferrari Japantext : Kazuhiro Nanyo(南陽一浩)photo: Hidenori Hanamura(花村英典)

もくじ

ー ショールームに行ってみる
ー 認定中古じゃないんですけど…
ー ツール、履歴、データの差
ー 価値を落とさないノウハウ

ショールームに行ってみる

今回はコーンズ芝ショールームにお邪魔して、ユーズド・フェラーリの事情を、セールスの吉野隼祐氏にうかがってみた。

首都高の芝公園出口からほどなく近いショールームの2階には、ボディも内装の状態も新車当時とほとんど変わらないのでは? というほどの美観を誇る、認定中古車が並んでいる。

ーー街の中古車販売店で売られているフェラーリと、正規ディーラーのユーズド・フェラーリと、中古車として何が違うんですか?

「まず保証の有無ですね。正規認定中古車には1年間の認定中古車保障が付きます。それに加え、正規のフェラーリには、“セブンイヤーメンテナンス” といって新車から7年間、エンジンオイルやブレーキオイル、ミッションオイルといった油脂類やエアフィルターなど、消耗品の定期交換を含めた無償メンテナンスプログラムが付いています」

認定中古車ではない車両についても伺ってみた。

認定中古じゃないんですけど…

「さらに “ニューパワー” といって、エンジンやギアボックス、PTU(パワートランスファーユニット)やサスペンションやステアリングなど主要コンポーネントを1年ごとに延長保証するプログラムがあります。つまりディーラーで販売している認定中古車には両方か片方の保証プログラムが付いていますが、それ以外の中古車店では現状販売が多いでしょうね」

ーー認定中古車じゃないと、ディーラーに整備メンテナンスを頼みづらい気がしますが…?

「まったく気にせず、お気軽にいらして欲しいです(笑)。認定中古車はある程度の高年式というだけで、整備メンテナンスは全年式のフェラーリが対象ですから」

「360モデナ以前の世代は今、中古車数も豊富なのでサービスの必要性が上がってきていると感じています」

ーー低年式ならではの整備メンテナンスは、大がかりにならないか心配なのですが…?

「例えばF1スーパーファストですが、ポンプに不具合があるまま走っているとトランスミッションにも悪影響が出やすいんです。フェラーリは高性能なクルマである分、ひとつの不具合から連鎖が起きやすく、1回壊れてから修理に出すというやり方で行くと、大がかりになって結果的に高くつく修理に陥りがちだと思います。ですからサービスマンとしては、クラッチ残量やタイミングベルト交換時期といったテスターの結果から、今後予定される整備メニューを見える化して、提案いたします」

「そうした見通しを立てるにも、消耗品を含め細々した整備や交換歴が残っているディーラー車の方が、やりやすいというのはありますね。今現在でいうと、2009年式辺りで、差が開いてきていますね」

……!? 2009年式辺りで差が出る?

ツール、履歴、データの差

ーーユーズドの個体で差が出るというのは、どういうことなんですか?

「360モデナ以降は整備メンテナンスに専用テスターが要りますから、基本的に外では整備しきれないんです。何かしら警告灯が点いていても、これがフェラーリだと思って乗られている方もいると思います」

「でもわたし達ディーラーはやはり、オーナーさんが手放される時、元々販売したクルマに戻って来て欲しいものなんですね。新車からオーナーによっては3、4カ月、平均して1.5年ほどで乗り換えられます。ここで販売している車両は3〜4オーナーほどの履歴ですが、すべて把握していますし、サーキット走行の後などは必ず入庫メンテしていますから」

「下取りで他所の方が高い価格がつくこともありますが、その分、ディーラーは整備メンテナンスに注力しているんですよ」

アクセサリーパーツでフェラーリをカスタムしているオーナーについても伺ってみた。

価値を落とさないノウハウ

ーーカスタマイズも楽しみたい、というオーナーにはディーラー整備は向いていないのでは?

「そうしたご希望には、車種ごとにカスタマイズを楽しめるようGenuineパーツも充実させています。何気ない内装パネルひとつとってもドライカーボン製ですし、エアロパーツのような機能パーツもキチンとフェラーリ本社がテストした上で製品化していますから。ブラックアウトのロゴなども、アクセントとして楽しんでもらえると思います」

「排気系からキャタライザーを抜いているといった違法改造車を受け付けられないのは、テクニシャンが試走するにしても法令違反になってしまうからなんです。車検対応の範囲であれば、何でも相談してくだされば」

ーーディーラー整備した個体の方が、将来的にも価値が見込めますか?

「もちろんです。それは新車時から認定中古車までの期間に限った話ではなく、今、お客様が所有されているフェラーリの価値を落とさないこと、これがわたし達の使命ですから。実際、新車でもフェラーリほど値落ちしないクルマ、そしてヒストリックカーになってからも価値の輝くクルマはありません」

正規ディーラーは、われわれが想像する以上に息の長い仕事ぶりの上に成り立っている。フェラーリの額面だけでは計り知れない価値を知るオーナーにとって、それは決して高過ぎるものではないのだ。

フェラーリ・オフィシャルディーラー(正規ディーラー)ネットワーク

北海道:エムアイディ サッポロ
〒007-0805 北海道札幌市東区東苗穂5条2丁目6-32 TEL : 011-780-7711

宮城:イデアル
〒981-3131 宮城県仙台市泉区七北田字笹29-1 TEL:022-776-9313

東京:コーンズ 芝ショールーム
〒105-0014 東京都港区芝3-5-1 TEL:03-5730-1610

東京:ロッソ・スクーデリア
〒106-0032 東京都港区六本木5-18-3 TEL:03-3583-0458

神奈川:ニコル・コンペティツィオーネ
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 TEL:045-680-4465

静岡:オートスペチアーレ
〒424-0064 静岡県静岡市清水区長崎新田120  TEL:054-347-0012

石川:グランテスタ金沢
〒920-0376 石川県金沢市福増町北1353番地 TEL:076-269-3350

長野:グランテスタ長野
〒381-2213 長野県長野市広田3 TEL:026-285-1855

愛知:コーンズ 名古屋ショールーム
〒464-0075 名古屋市千種区内山3-23-19 TEL:052-753-9095

大阪:コーンズ 大阪ショールーム
〒541-0059 大阪市中央区博労町4-2-15 TEL:06-6226-8961

兵庫:オートカヴァリーノ
〒658-0031 兵庫県神戸市東灘区向洋町東3-6-5 TEL:078-891-7121

広島:エムオート・イタリア
〒734-0037 広島県広島市南区霞2丁目9-2 TEL:082-256-8585

福岡:ヨーロピアンバージョン
〒812-0043 福岡県福岡市博多区堅粕14-21 TEL:092-434-3301

フェラーリ公式ホームページ
http://www.ferrari.com/ja_jp/