移籍期限前倒しのプレミア、ブンデスなど他リーグへの影響は?

プレミアリーグが移籍市場の解禁と閉幕を前倒しにして迎えている、今夏の移籍市場。一体どういったことが背景なのか、他のリーグに与える影響は?など、ドイツからみた6つのポイントを以下にまとめてみた。
プレミアリーグの今夏の移籍期間は?
プレミアリーグではすでに、5月17日から移籍市場は解禁となっており、リーグ戦の初戦前となる8月9日に閉幕となる。しかしブンデスリーガなどの他リーグは引き続き、8月末日まで選手を獲得することが可能だ。
シーズンに入ってもなお移籍への意識を選手が持つことによって、時には突然奇妙な負傷が出てきたり、ストライキをおこしたりと、クラブ首脳陣のみならずファンも移籍の噂に苛立ちを感じることがあった。それを避けるためにプレミアリーグでは、プレミア所属20クラブの投票の3分の2以上の支持を得て、開幕前に移籍市場を閉幕することを決定。各クラブはこのときまでに、選手獲得を済ませておく必要がある。
プレミアリーグにおける移籍のドラマも早期に収束?
そこまでは期待することはできないだろう。なぜならば獲得はできなくとも、他リーグへの移籍は可能となるからだ。そのため昨夏のようなリヴァプールのコウチーニョのような事態は、今回のルール改正によって食い止めることは不可能ということになる。
今夏のヨーロッパの移籍市場は普段よりも静かに?
これについても、特にワールドカップ終了後からプレミアリーグの移籍市場閉幕までの7月15日から8月9日までの期間においては、移籍金額の急激な高騰化がおそらくは見られることになるだろう。特にプレミアのクラブの首脳陣にとってみれば、スペインやイタリア、そして我々ドイツといったクラブたちと比較して、むしろ今回は特に強い時間へのプレッシャーにさらされることになるのだ。
ブンデスリーガへの影響は?
「これによって、ブンデスリーガはメリットを受けることになるだろう」というのが、シュトゥットガルトのミヒャエル・レシュケ代表の考えだ。「アグレッシブな、財力をもつライバルたちが、移籍市場の終盤に入ることにはすでに姿を消しているんだよ」つまり移籍金額は、その後の3週間で落ち着きを取り戻すことが予想され、むしろこの時期での新戦力の獲得へ積極的に臨む可能性があるだろう。仮にそのことからのデメリットがあるとしても。
ブンデスリーガもプレミアに追随する?
昨夏に行なったkickerのアンケート調査に対して、ブンデスリーガのクラブの首脳陣たち18人のうち、わずか一人を除いて全員が移籍市場が早めに閉まるべきとの見方を示した。さらにドイツサッカーリーグ機構のラインハルト・ラウバル会長もその考えを示唆してはいるものの、しかしながら今ところは暫くそのテーマは凍結。おそらくは、大半の主要なリーグが参加しな限り、ドイツで変化が起こるということはないだろう。
