フランスで輝くのは誰? なでしこJを支えたヒロインたちの活躍を総チェック!!
市瀬菜々(ベガルタ仙台レディース)と、清水梨紗(日テレ・ベレーザ)も、世界で戦える能力を証明した。二十歳の市瀬は、所属クラブではボランチが主戦場。将来的には、宇津木のようなタイプの使われ方をするかも知れない。守備だけでなく、ビルドアップ能力の高さも魅力だ。
これまで多くの選手が試されたサイドバックで、招集が遅れていた清水。「『(呼ばれるのが)遅かった』とは思いません。いい選手がたくさんるので、メンバーにずっと入っていられるかも分かりません。他の選手たちもライバルだと思ってやっています」という意気込みで、レギュラーの座を掴んだ。華奢だが1対1に強く、運動量も申し分ない。
もちろん、阪口夢穂(日テレ・ベレーザ)、鮫島彩(INAC神戸レオネッサ)は、今なお主力として頼れる存在だし、今大会はピッチ条件によって特長が消された川澄奈穂美(シアトルレイン)も、フランスの芝で輝きを取り戻すだろう。今大会でチャンスを充分に与えられなかった選手たちも、その悔しさを晴らすため、各チームに戻って努力を続けていく。
「しっかりと所属チームでタイトルを獲り、その先に何かがついてきたらいいと思います」とは、大会MVPの岩渕が、なでしこリーグの開幕戦で残したコメントだ。日常にこそ、レベルアップへのカギは隠されている。
文●西森 彰(フリーライター)
