月40時間残業って多い? 少ない? 知っておきたい残業と労働環境の常識
日本人はよく働く民族である、と海外の人のみならず日本人自身も感じているのではないでしょうか。事実、私たち日本人の残業時間を見てみると、その「働きすぎぶり」がよく見えてきます。今回はそんな日本人の労働環境を残業時間に注目して調べてみました。
■日本人の平均残業時間から見える残業事情
ある調査によると毎月の勤務日数を20日だと仮定した場合、もっとも多かった1日の残業時間は、1〜2時間という結果になりました。毎日1時間ぐらいの残業なら......と思う人ももしかしたらいるかもしれません。しかし、残業をしていない人の割合を見てみるとなんと4%しかいないという結果になりました。毎日1時間くらいなら......そう思いながら働いている人が多い結果、私たちは毎日残業をしている、という現実なのです。さらに日本人の平均的な残業時間は約47時間だと言われており、世界と比べても多めと言えます。
■残業はすべき?しないべき?定時で帰ってもいい?みんなの現実は?
残業をしている人がほとんどであることが分かってきたものの、実際に定時で帰っている人もいます。最近では「水曜はノー残業Day」と社会全体で広まってきており、会社によっては残業を推奨していないところがあることも事実です。ではなぜ多くの人が残業をしているのか。それにはさまざまな理由がありますが、「自分だけ定時で帰りにくい」と言った理由から残業をしている人がいることもあるそうです。日本の風土的に「周りの人に合わせないといけない」という暗黙の了解から残業を選択している人もいます。また、明らかにその日の勤務時間内に終わらない量の仕事を任されてしまうこともあり、仕事を終わらせるために残業をすることもあります。自ら進んで残業をする人の中には「残業手当」を目当てにだらだらと仕事をしている人もいて、残業をしているからと言って仕事をこなしている量が多いとは限らないようです。
■残業は心身に悪い影響がある?
ニュースになることがある長時間の残業による過労死の問題。社会人になったら見過ごせない問題ですよね。しかし意外にもこの長時間の残業に対する明確な定義というものはなく、厚生労働省が定めた「月45時間以上の残業を長時間労働」という基準を指針としています。この「月45時間」という時間はこれ以上働くと心身に影響を与えるリスクがあることから基準として定められているもの。これを指針にすると日本人の平均的な残業時間である47時間は長時間の残業に当てはまっていることにもなります。残業のしすぎは睡眠不足からくる精神的な不安定さなどから心身に悪い影響がでてしまいます。
いかがでしたか? 残業時間から日本人の労働環境を調べてみましたが、平均的な残業時間だけで見ると心身に悪い影響が出るまで働いている結果になりました。しかし最近では日本全体で残業をなくしていこうとする運動が始まっています。残業には良い面も悪い面もありますが、心身のことを考えると残業を減らしたいもの。残業がなくなると自分のために使う時間が増えてより仕事を頑張れるかもしれませんね。
