中国からのPM2.5対策は万全? スマホで確認、専用マスクや対応空気清浄機で対策を
北京では、12月初めに、PM2.5濃度が一部地域で1立方メートル当たり1000マイクログラム近くまで計測されています。これは、日本の環境基準の9倍、WHO(世界保健機関)基準値の80倍相当になります。
深刻なPM2.5の問題は、北京だけでありません。風の影響をうけるPM2.5は、海を隔てただけの日本にも影響はあります。 喘息や気管支炎など、呼吸器や循環器系の持病のある人や年配の人、小さな子供は、影響を受けやすいと考えられています。
では、風の影響を受けやすいPM2.5対策はどうすればいいのでしょうか。
●PM2.5ってなに? どんな影響があるの?
PM2.5は、微小粒子状物質です。直径2.5マイクロメートル(μm)と非常に小さな微粒子です。
毛髪の太さが平均60〜80マイクロメートル、スギ花粉が約30〜40マイクロメートル、黄砂が約0.5〜5マイクロメートルであるのに対して、PM2.5は2.5マイクロメートル以下と、さらに微細なのです。春先に問題となるスギ花粉の約12分の1の大きさなのです。
これらの比較でも分かるようにほかの物質よりも微細粒子のPM2.5は、気管を通り、肺の奥まで入りやすいので、身体への影響が大きいのです。
外出前にはPM2.5予報をアプリでチェック
iPhoneやAndroidなどのスマートフォンで、PM2.5状況を確認することができます。
App StoreやGoogle Playから「PM2.5」と検索すると最新情報を確認できるアプリが表示されるのでダウンロードしておきましょう。
毎朝、チェックすることで、マスクの着用や外に洗濯物を干せるかなどの目安になります。
PM2.5対策用マスクを着用
微小粒子状物質のPM2.5は専用のマスク着用をおすすめします。
高機能フィルターを採用した、細かい粒子をしっかりブロックしてくれる防塵機能を備えたタイプならより安心です。
選ぶ目安として、◯◯ミクロンの微粒子を◯%以上カット。などのパッケージ記載の文字があるかチェックしましょう。
自宅や室内の空気は専用空気清浄機で管理
空気清浄機にも、PM2.5対策できるタイプがあります。
室内のPM2.5濃度がモニターに表示され、現在の状況を素早く確認できます。また、自動運転モードでは、状況に応じてセンサーが感知して空気の清浄をしてくれます。
PM2.5に限らず、花粉や黄砂、ペットの臭いやほこりなどのハウスダストなどにも安心して使えます。

アイリスオーヤマ[PM2.5対応]空気清浄機 PM2.5ウォッチャー PMMS-AC100
PM2.5対策は、スマホアプリでのチェック、専用マスク、空気清浄機などを活用してみてはいかがでしょうか。
にゃんこ