猫だましをやったことがある相撲取り
大相撲九州場所。白鵬が猫だましをして話題となった。猫だましは、出会い頭に相手の目の前で手をパンと叩き、いわば目潰しのような形にもっていくもの。奇襲作戦とも言える。猫だましは、小兵が奇襲でやるものと言われている。今回は、かつて猫だましを得意としていた力士を紹介する。どんな力士が猫だましを使っていたのだろうか。
●白鵬
今回話題となったのが、横綱の白鵬。栃煌山戦で猫だましを炸裂させた。これが賛否両論であり、北の湖理事長などは「前代未聞」だと語った。横綱がやったということが衝撃であるが、本人はうまくいったと得意げ。しかも1度ではなく2度やっており、マタドールのように一度かわして、二度目の猫だましを打ってる。一度目の猫だましでそのまま栃煌山が土俵を割っていれば、そのまま決まり手は「猫だまし」になっていたのだろうか。非常に興味深い。
●舞の海
小柄な体からさまざまな技を繰り出し、「技のデパート」で愛された舞の海も、猫だましが得意だった。こちらは小柄な体から奇襲的に繰り出し、成功させている。四十八手を駆使した取り組みを見せ、人気となった。最終的には小結まで出世した。
●皇司
身長175センチ147キロだった皇司も、猫だましが得意だった。前頭四枚目まで最高位は伸びたが、その後、引退。体力やテクニックが必要な技ではないが、猫だましが得意として知られる力士だ。
●黒海
黒海は、同じグルジア出身の臥牙丸(ががまる)に対して猫だまし。だがあまりうまくできず、顔の手前で叩いてしまった。猫だましは目をつぶらせることで隙を作る作戦だが、それはうまくいかなかったようだ。ただ叩いただけになってしまったが、外国人力士なので感覚としてつかみにくいのかもしれない。
●三重ノ海
猫だましは、どうしても勝てない相手に行うもの。三重ノ海は、どうしても勝てない横綱・北の湖の対して試みたことがある。だが結果は敗れてしまった。なかなかうまくいくものではないようだ。北の湖親方もその時のことを思い出していたのかもしれない。
●上位力士でもたまにある猫だまし
このように、上位の力士でもたまにあるのが猫だましだ。だが横綱が格下の力士相手に行うのは前代未聞。だからこそ、相撲界に衝撃が走ったのだ。だが白鵬は満足気。このメンタルの強さも横綱の証拠なのかもしれない。
