不審者警戒で「あいさつ」はNG? 親切心が仇となる社会
■本当に不審者?
警視庁や地元の警察署にメール登録しておくと、「不審者のお知らせ」が届きます。その内容には「午後5時頃、小学生男子が遊んでいたところ見知らぬ男性が気をつけて帰れよと肩に手をおいて、いずれかに立ち去った」「帰宅中の女子児童らが青色トラックから降りてきた男から『あのー』と声をかけられる」などがあったようです。果たしてこれが本当に不審者なのでしょうか?
『旦那が犬の散歩から帰ってきて、「犬、触らせてって女の子たちが寄って来たけど、変態だと思われそうだから逃げてきた!!」ってことあったな』
『ショッピングモールで「ママどこー?」って泣き叫んでいる子に声かけて、サービスカウンターへ連れて行こうと歩いていたら、「○○ちゃん。怖かったねー」と親が走ってきて、思いっきりにらまれた。以来、知らない子には声をかけるのさえ嫌になった』
■防犯意識を高めるための「あいさつ」
子どもを狙った犯罪が絶えないからこそ、予防のための情報共有は必要かもしれません。しかし線引きが難しく、人と人の思いやりまで失ってしまう危険性がありそうです。
『うちの地域は、顔見知りでもない小学生の方から「こんにちは」ってあいさつしてくる。あいさつって防犯にもなるから、いいと思うけどな』
『あいさつの出来ない子になって欲しくないから、「あいさつされたらきちんとあいさつするんだよ」って言う。だけど不審者に狙われたらとか考えると、「知らない人にはあいさつしないでね」って言っちゃったり……難しい』
『警察側も、不審者かそうでないかは分かるのだろうけど、通報があったら情報として発信しなきゃいけないんだろうね』
住んでいる所によっては地域でのコミュニケーションを図るため、あえて出会った人に声をかける運動をしているところもあるようです。「子どもを見守る社会」をつくるために、私たちはどうすればいいのでしょうか? みなさんは、どう思いますか?
