スマホを海外で使うと未だにパケ死の可能性がある!スマホの高額請求を防ぐ裏ワザ

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筆者がケータイを販売していたころは、4月下旬になると、ある相談が急に増えてくる。
それは、
「ケータイを海外に持って行ったら高額請求されてしまった」
「高額請求されない設定にしてほしい」
といった内容だ。

時期的にゴールデンウィークで海外に行く、または今後海外に行く前に情報収集をしておきたいということだろう。

スマホは、日本国内で使う分には、パケット定額制や、通話定額のおかげで高額請求されてしまうことはほとんど無くなったが、海外で使うとなると、まだ注意が必要だ。

●海外ではパケット1日3,000円、通話1分100円以上が当たり前
日本で契約しているスマホを海外に持って行くと、一般的には「国際ローミング」で通信する状態となる。
「国際ローミング」とは、海外のケータイ事業者通信網を借りて、通話や通信しますというという契約だ。

仮にドコモのスマホを海外の観光地で利用した際に通信料金がいくらかかるのか調べてみた。
ハワイ パケット通信1日量最大2,980円、通話1分140円、SMS送信1通100円
ローマ パケット通信1日最大2,980円、通話1分280円、SMS送信1通100円
香港 パケット通信1日最大2,980円、通話1分280円、SMS送信1通100円
パリ パケット通信1日最大2,980円、通話1分180円、SMS送信1通100円
バリ島 パケット通信1日最大2,980円、通話1分380円、SMS送信1通100円

※NTTドコモ WORLD WINGより抜粋
※パケット通信は日本時間の1日として、通話は滞在国から日本に向けて発信した場合

たとえば、
バリ島から日本に向けて10分通話すると、3,800円かかってしまう計算となる。
さすがに前のように数日滞在しただけで帰国後に数万円請求されてしまったということは無くなったが、それでも国内の通信料金よりも高額な請求になるのはかわりない。

それでは、通信料金を安く抑えるには、どうすればいいのだろうか。

●基本はオフラインモードでWi-Fiを上手に使う
スマホは、国内でも海外でもネットに接続できる状態であれば、自動的に通信を行い、データを取得する。
国内では、とても便利な機能だが、海外では勝手にパケット通信を行ってしまうので困った面もある。
そこで利用したいのが、「フライトモード(機内モード、オフラインモード)」だ。
フライトモードにすることで、スマホは外部との通信を一切行わなくなるため、自動的な通信接続をシャットアウトすることができる。

さらに使いたいのがWi-Fiだ。
日本人観光客が宿泊するような大きめのホテルには大抵Wi-Fi設備が用意されている。
スマホはiPhoneでもAndroidでも、フライトモードのままWi-Fiのみをオンにすることができるため、モバイルデータ通信をオフにしたままWi-Fiのみを利用できる。
このワザを知っているだけで、節約に大きくつながってくる。

●通話したい場合はLINEやIP通話サービスを使う
旅行先に行くと、日本の家族や友人に声でコミュニケーションをとりたくなる場合もあることだろう。
そこで役立つのが、LINEやIP通話サービスなのだ。
そのどれもがデータ通信を行うため、ホテルなどのWi-Fiを使うことで通話料は無料で利用できる。

便利なIP通話サービス
・face Time … iPhoneやiPad同士で通話やビデオ通話できる。無料
・Googleハングアウト … Googleアカウントを持っていると使え、通話やビデオ通話に対応。iPhoneも使える。無料
・LINE … LINE IDを持っていることでメール、通話、ビデオ通話ができる。無料
・050 Plus … 050から始まる電話番号が付与され、一般電話との通話も可能。海外から日本の電話番号に電話しても国内料金となる。月額324円

これらのサービスを活用することで、通話料もほぼゼロにまで節約することも可能だ。
ちなみに、海外では通話を受け取った場合も着信料として1分100円以上の料金がかかる場合が多い。日本から電話がかかってくる可能性がある場合は、050 PlusなどのIP通話サービスを契約し、その電話番号に電話するようにあらかじめ伝えておくと良い。

海外に足を運んだときは、
「フライトモード」
「Wi-Fiスポット」
「IP通話サービス」
を活用して海外でも快適にスマホを使っていこう。
布施 繁樹