織田信長が将来を見込み、家臣になってわずか4年で摂津(大阪府北中部と兵庫県南東部)一国を任せた武将がいた。しかし彼は信長に反旗を翻し、妻子や家臣500人を残して城を去る。なぜ期待された男は「逃げ腰の裏切り者」と呼ばれる結末を迎えたのか。江戸文化風俗研究家の小林明さんが読み解く――。■秀吉・孝高・信長が信じた男の裏切りNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」では、秀吉・秀長が播磨行きを命じられた。天正5(1577)年のこ