「パンツに合うワイン」をソムリエが選んでくれる店が渋谷に登場


このようにパンツとワインが一緒に出てくる。パンツの触感とワインの味覚がマリアージュしてさらに美味しくなるのだ。今回、極上のワインをさらにパワーアップさせるパンツを、実際にソムリエとワコール「BROS」の 協力で選んでみたのでご紹介したい。

この実験的なバーを体験してもらったのは「木下まさよし」さん。
栃木県出身の32歳のサラリーマンだ。

最近、為替投資で400万円の損失を出し、彼女にもフラれたばかりのまさよし。

「もう生きていられない……」
不幸のドン底のまさよしは酒でも飲まなければやってられない。夜の繁華街を徘徊するまさよしの目に、一軒のバーが飛び込んできた。

「な、なんだここは……」

そう、ここが「パンツワイン倶楽部TOKYO」だ。

ちなみに世界では「ノーパンツデー」というパンイチになるイベントが盛んで、決して特別な事ではない。日本でハロウィンが徐々に流行ったように、パンイチになることはやがて普通の事になるだろう。
そしてこの店がそのさきがけとなるのだ。

目に見えぬワインの味を表現できるソムリエは、同じく目に見えぬパンツの触感を把握し、両者を組み合わせることが出来る。パンツ選びに困ってる人にはうってつけの店だ。

ソムリエの齋藤久平さんは、都内ホテルに10年勤務したあと独立。「ドリンクスタイリスト」としてライフスタイルやTPOと「マリアージュ」するドリンクを提案している。パンツとマリアージュするワイン選びはお手の物だ。

パンツではなく正装で迎える女性スタッフ。そう、ここは決して変態の集う場所ではないのだ。

さて、物珍しさに意を決して入店したまさよしだが、やはり常連の目は冷たい。そう、ここでズボンを履いているのは逆にマナー違反なのだ。
「おい、脱げよ」

まさよしは、観念したようにゆっくりとベルトに手をかける。



まさよしが履いていたのは、ダルッダルのダサパンツだった。

「超ダセー!」あざ笑う常連たち。

しかしソムリエは初心者にも優しい。
まさよしの話を聞き、「こちらのパンツとワインはいかがですか?」と提案する。多くのワイン初心者は「ワインなんてみんな同じ」だと思いがちだ。そして、多くの男は「下着なんてみんな同じだ」と思っている。つまりパンツ初心者なのだ。
そしてソムリエがすすめたワインは…