「エメラルドクーラー」。
ミントを使ったスッキリ爽快な味で、まさしく風が通り抜ける、通気性な味わいだ。



おかしなことに、さっきまで仲良くダンスをしていた二人がにらみ合っている。




原因はウクライナ出身の美人ウエイトレスだ。彼女を巡って二人が争いはじめた。



しかし紳士が集まるパンツワイン倶楽部でケンカは野暮。パンツで勝負を決めるのだ。それぞれの勝負下着で彼女におしゃれアピールをするのがマナーだ。



まずこの男が選んだ下着は、立体フロントが特徴のBROS「FRONT FIT BRIEFS」。

そしてこのセクシーすぎるパンツを象徴するワインは、スペイン リベラ デル デュエロ産の「バルバス レゼルヴァ」。熟した力強い果実味と全くのブレが無く引き締まった口当たり、そして情熱の国ならではのセクシーかつ大胆な味わいが印象的だ。

もしこのパンツワインを擬人化するなら、巨大な銃を持つバッファロー男だろう。



「出でよパンツァー!」パワフルで男らしいタンニンと複雑で濃縮感のある果実味。究極のダンディズムともいえるこの組み合わせは、まさに情熱的な闘牛士だ。




対するはフランス ボルドーの「レイニャック キュベ スペシャル」。なめらかな口当たり、シルキーかつ完熟した果実味と余韻に感じる質の良い大人のタンニンはさすがボルドー。そして「なめらかな着ごこち」といえばBROSの「DRY BOXERS」。





しかし優雅なフランスの善戦むなしく、ここはスペインの迫力勝ちとなった。
仕事を終え、私服に着替えたウエイトレスを連れ去る姿はまさにマタドール。
パンツワイン倶楽部では日々、様々なドラマが生まれているのだ。



ちなみに同じように擬人化するなら、ドイツの「ファン フォルクセン ザール リースリング トロッケン」とパンツの「SOFT FIX BOXERS」を組み合わせたい。2千円台のワインなのにツヤがあり粘性のしっかりしたシルキーで凝縮感のある舌触りはこのパンツの「のび心地」そのもの。いずれもよく設計されている。




一方、まさよしはすっかりこのバーにハマって静かに飲んでいる。
この店ではさらに、パンツに合う日本酒までチョイスしてくれるのだ。

こちらは静岡県の純米吟醸「喜久酔」。ふる里の米で本物の地酒を造るをコンセプトに自然農法で育てられたお米を使用している。



なめらかな舌触りと透き通った透明感のある味わいが特徴で、薄くなめらかなBROSの「SKINNY BOXERS」がピッタリと合う。



そしておなじパンツ同士だと話も合う。
まさよしも我々も、ずいぶんこのバーに慣れてきた。慣れってコワい。

さらにエクササイズに効果的なパンツとワインまであるのだ!